「面白い人」がモテる通説の真偽は!?恋愛市場における「おもしろい人」とは?
合コンやパーティー、マッチングサイトのメッセージのやりとりで、
それなりの頻度で出てくる質問は、
「どんな人がタイプ?」
男が女に質問をする場合、割と頻出の高い項目が「おもしろい」となる。
以前、好みのタイプと異性を選ぶときに重視するポイントをまとめたデータ
を紹介したことがあった。
そこでも、20-30代女の24%が、男を選ぶときに「ユーモアがある(≒面白い)」
ことを重視しているという結果が見えてきた。
ちなみに、京都出身の知人は、
「関西で男がモテるポイントとして、面白いかどうかは重要。
ボケツッコミができないタイプの男はモテない。」
という。
(本当かどうかは知らないが、ボケツッコミスキルのモテへの影響は、
女として例外ではないと、彼は言っていた。)
一方で、面白いことは本当にモテるのか?という疑問も湧き上がっている。
以前、CBCの「女のホンネ」をテーマにした番組に出演したことがあるが
(かなり前なのでタイトル名は忘れた)、ひな壇にいた芸人たちから、
「合コンに行って、芸人みたいな面白い男は実際モテるのか?」
と聞かれた。
合コンで盛り上げ役をやっている面白そうな男があからさまにモテているのを、
筆者は見たことがない。
(そもそも最近の合コンの場は「みんなで仲良く」という雰囲気が主流で、
1:1に持ち込みづらいというのはあるのだろうが。)
「面白い人がモテる」というのは、果たして本当なのだろうか。
そして、恋愛における「面白い」とはどういうことなのか。
今回は、モテの要素の一つ「面白い」を分解してみたいと思う。
◆そもそも「面白い」ってどういうこと?
「面白い」という意味の英単語は、ざっと挙げるだけでもこれだけある。
funny
interesting
amusing
amazing
cool
fantastic
curious
allure
hilarious etc…
ウケる・興味深い・愉快・趣深い・探究心をそそられる・楽しかった・感動した
など、「おもしろい」を一言で言ってもいろんなニュアンスがあるようだ。
日本語と比べると比較的語彙の少ない英語でさえ、これだけのニュアンスがある。
ちなみに、お馴染み広辞苑で引いてみると、こんなことが書いてある。
—————————
おもしろい【面白い】
①気持ちが晴れるようだ。愉快である。楽しい。
②心をひかれるさまである。興趣がある。また、趣向がこらされている。
③一風変わっている。滑稽だ。おかしい。
④思う通りで好ましい。
となると、女が言う「面白い」には、ユーモアだけではなく、
「心をひかれる」と言う意味も含まれている可能性がある。
例えば、「あの人がどういう考え方をしているのか、もっと知りたい」とか
「あの人が経験してきた人生に興味がある」と言うのも、面白いと言えるだろう。
一概に面白いと言っても、「ユーモア」だけではないのだ。
面白いことを言えなくても、一緒にデートをして何かサプライズをしたりとか、
ワクワクするようなデートプランを用意したりとか、
会話の内容が好奇心がそそられるようなものだったりだとか、
そう言うのも含めて「面白い」のだ。
ちなみに、面白い=ユーモアがあることだと解釈されがちだが、
そのユーモアが目の前にいる相手を楽しませるものでなければ、意味がない。
どんなに面白くても、身内ネタだったり、相手を含めた第三者をいじって
ネタにするようなものの場合、本人たちは面白くても、それはユーモアではない。
合コンなどで、先輩が後輩をいじったり、大人しそうなメンバーをネタにする
男たちがいるが、多くの場合、本人たちが楽しいだけで終わってしまう。
(下ネタも然り)
それを、本人は「ユーモア」だと思ってしまう。
男が考える「面白い」は、一歩間違えると女の言う「馬鹿」「子供っぽい」
となってしまうことを、知っておいても損はないだろう。
後編では、恋愛市場における「面白い」魅力について、さらに深堀って考えて
みたいと思う。
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