恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『恋愛の科学』の著者に会ってきた

先日、「恋愛の科学」の著者である、 文学部心理学科 教授 越智 啓太|法政大学 の研究室にお邪魔してきた。 最近の恋愛学の研究や、日本の恋愛傾向について直接話を聞ける貴重な場を いただけたので、そこで仕入れた情報について少しだけシェアをしたい。 1…

喪黒福造が「恋愛工学」の使い手かもしれない件

「ドーン!!」 でおなじみの喪黒福造。 喪黒福造は、ターゲットとなった人間に声をかけ人生を狂わせていくのだが、 その過程がどうも「恋愛工学」のテクを使っているように見えてならない。 (結構な確率で、最初はターゲットに煙たがられている) 簡単にい…

日本の恋愛研究の動向と展望

もともと欧米で展開されてきた恋愛学は研究データも欧米のものが多く、 果たしてそれが日本の文化に合っているかというと、甚だ疑問である。 実際に、日本の恋愛研究は欧米の知見を日本に確認する(実証実験という) だけのものが多かった。 例えば、「告白…

不安になるから愛せる?愛してるから不安になる?

ヒトは遺伝子レベルで、誰でも特定の誰かと親密になりたいという 欲求を持っている。 この欲求に対して人間は、 ①自然に受け入れ親密になるための愛情を表現するタイプ ②「誰とも親密になれないのではないか」と考えるタイプ ③「誰かと親密になってはいけな…

恋と愛は、結局何が違うのか

恋と愛の違いを、「恋は下心、愛は真心」と聞いたことのある人は 多いだろう。 この言葉は確かに納得感はあるが、具体的になぜなのかは理由を 説明しづらい。 この違いについて、説得力のある説を唱える精神科医がいる。 ハーバード大学卒業後、心理臨床家と…

「恋人を欲しいと思わない」若者が増えている日本。そこから見えてくる、意外な社会的背景②

この記事は、「恋人を欲しいと思わない」若者が増えている日本。 そこから見えてくる、意外な社会的背景①の続きです。 前回、恋人を不要と考える若者たちを取り巻く社会的文化的背景には、 ①「恋愛における男女不平等」への困惑を引き起こす、男女平等社会の…

「恋人を欲しいと思わない」若者が増えている日本。そこから見えてくる、意外な社会的背景①

先日の記事でも紹介をしているが、恋人を欲しいと思う若者が減っている。 オーネットの新成人意識調査では、1991年では約9割のフリーの若者が、 いま恋人が欲しいとしているのに対して、2018年の新成人は76.5%と、 4人に1人のフリーな新成人が今恋人を欲し…

恋人を欲しいと思わない若者は、どんなことを考えているのか。 その特徴は4つのタイプで説明できる。

先日、福岡の女子大生Kと話をする機会があったので、彼氏の有無を 聞いてみた。K(21)は、 「いえ、いないです。というか、要らないんですよね。 彼氏作っちゃうと他の男の子と遊べなくなっちゃうから、 面倒じゃないですか。」 と答えていた。 また、東京で…

恋愛エネルギー理論で、恋愛の疑問を解消する(2) 〇〇女が浮気をする率は男よりも高い!?20代の浮気と30代以降の浮気はこう違う!

※この記事は、恋愛エネルギー理論の総論をお読みいただいてから読むと、 より分かりやすくなります。 どこからが浮気か、というのは人によって定義が異なる。 辞書を引いてみると、 ①男女間の愛情がうわついて変わりやすいこと。多情なこと。 他の異性に心を…

恋愛エネルギー理論で、恋愛の疑問を解消する(1) 「優しい」「明るい・楽しい」「誠実」な性格が、理想の恋人像の上位に常にランクインする理由

※この記事は、恋愛エネルギー理論の総論をお読みいただいてから読むと、 より分かりやすくなります。 少し古いデータになるが、高校生を対象に「理想の恋人」を尋ねた アンケートがある。(第一学習社,1991) 男子学生の回答は、 ①やさしい人(77.6%) ②明る…

恋愛のあんな疑問もこんな疑問も解決できる、たった一つの理論ー恋愛エネルギー保存の法則とは?-総論-

・なぜ、優しい人や誠実な人がモテるのか。 ・なぜ、子供の頃はスポーツが得意だったり学級委員をしていたりするなどの目立つ子がモテるのか。 ・重い恋愛になってしまうのはなぜなのか。 ・気になる相手と付き合いたい時にアピールするべきことは、結局のと…

恋愛依存は●性の方がなりやすい!?恋愛依存における男女差。

恋愛依存症と聞いて、どんなものを思い浮かべるだろうか。 ・恋人から不条理な仕打ちを受けても別れられない人 ・ワンナイトを繰り返してしまう人 ・恋人に対して過剰な干渉や束縛をしてしまう人 ・浮気がやめられない ・相手が振り向くと飽きてしまい、追い…

あなたの恋愛は、「恋」より?「愛」より?現在進行形の恋愛がわかるチェックリスト

これまでの恋愛心理学は、「恋愛における個人の価値観や特性」 に関する研究が多い。 そのため、概論になりやすく、「今進んでいる二人の恋愛関係」という 二者関係のあり方を捉えるのには向いていなかった。 2015年、和光大学の高坂康雅は現在進行形の二人…

今、パパ活が熱い!? パパ活市場高騰のウラ事情と、ギャラ飲み案件

「Pairsはパパ活にめちゃめちゃ使われている」 数年来の知人である経営者のおじさん2名とランチをしていた時のこと。 50代前半のおじさんAが教えてくれた。 おじさんA「俺の周りの金持ってる経営者友達はみんな使ってるよ。 女の子たちもその目的で使うらし…

恋愛の手段化!?付き合っても長く続かない人は、〇〇〇〇〇〇〇〇のための恋愛をしているから

せっかく付き合ったのに長続きしないというアラサー男女は少なくない。 付き合う人数は多いのに、3ヶ月も続かずに終わってしまう。 しかも、振られるのではなく振ってしまう。もしくは別れたいそぶりを見せる。 半年以上付き合いが続いた経験がない人も少な…

初恋を美化しやすいのはどっち?初恋データベースにアクセスしてみた②

今回の記事も、自分の初恋相手のことを思い浮かべながら読み進めて いただきたい。 先日紹介したライフネット生命の「初恋に関する調査」(2012)には、 続きがある。 前回書いたものでは、初恋の時期や相手、その惚れ方などに着目してきた。 今回は、「思い…

初恋が〇〇〇〇だった人は、今も〇〇〇〇かも!?初恋データベースにアクセスしてみた①

今日の記事は、自分自身の初恋を思い出しながら読んでいただきたい。 今まで気づかなかった自分の特性に気づくことができるかもしれない。 2012年、ライフネット生命の調査で発表された「初恋に関する調査」では、 20歳~59歳の男女500名ずつ、1000名が自身…

一般人には想像もつかない世界!?おぼっちゃまや富豪たちのお眼鏡に叶う女のポイント

とある外資企業の日本法人の社長の息子(31)がいる。 おおらかなお坊ちゃん気質で、社交的で明るい彼は、彼女を探している。 そんな彼が求める彼女像は、 ・顔立ちがはっきりしたハーフ系の美女であること →ただの美人じゃダメ。以前、蒼井優系の美人を紹介し…

「これから彼氏とどのように付き合っていけば良いのだろう」ポリアモリーだと気づいてしまった女が悩む、好きな人との付き合い方②-当事者Kがよく受ける「誤解」とは。

「複数の人と、全員の合意のもとでオープンにお付き合いをする」 というライフスタイルを「ポリアモリー」といいます。 CAKESでブログを連載しているきのコさんは、先月出した著書 「わたし、恋人が2人います。」(WAVE出版、2018年)でポリアモリーを この…

「これから彼氏とどのように付き合っていけば良いのだろう」ポリアモリーだと気づいてしまった女が悩む、好きな人との付き合い方①

1:1で付き合うモノガミーに対して、関係者が合意の上でN:Nでの 恋愛を展開するのがポリアモリーだ。 今回、ポリーの女性2名が、どんなことに悩み、なにを望んでいるのかを 話してくれた。 K(34・女)が、話を聞いて欲しいと連絡をしてきた一児の母M(28・…