初恋を美化しやすいのはどっち?初恋データベースにアクセスしてみた②
今回の記事も、自分の初恋相手のことを思い浮かべながら読み進めて
いただきたい。
先日紹介したライフネット生命の「初恋に関する調査」(2012)には、
続きがある。
前回書いたものでは、初恋の時期や相手、その惚れ方などに着目してきた。
今回は、「思い出となった」初恋について、人々はどのように考えている
のかを見ていきたい。
少し前に流行ったドラマ「あなたのことはそれほど」では、ハル演じる主人公
とその初恋の相手が再開し、そのままダブル不倫に陥るというものだった。
実際のところ、こんなことはどのぐらいありうるのだろうか。
初恋データから、読み取っていきたい。
注目すべきは、男と女でその考え方が異なる、ということ。
まずは、初恋相手に会いたいか?という問いに回答したデータがこちら。
再会したいと思う人の方が少数派のようだ。
男は4割、女は3割が会いたいと思っている。
これを、さらに年代別に区切ってみるとこんな感じ。
30代、40代の再会したい率が低くなるのは、結婚や子育て、仕事などで
多忙な年代だからだろうか。
記憶に新しい20代なら気持ちはわかるが、50代の数値が高いことは少し意外だ。
では、ここでいう「会いたい」人たちは、会ってどうしたいのだろうか。
その理由を男女別に出したデータから、男女別の差異を抽出してみた。
男と女でその差は歴然だ。
恋愛関係の有無はさておき、男の方が初恋相手との関係をの継続を望んでいる
ことがわかる。
特に、「当時好きだったことを告白したい」「連絡先を聞きたい」など、
今後恋愛に発展しううるアクションをしたいという願望が女よりも圧倒的に高い。
一方、女はというと、「相手の『ルックス』がどう変わったか見てみたいと、
関係性の継続よりも好奇心の方が先に立っているようである。
(ルックスが良くなっていればその後の関係もあるのだろうが)まずは現在の
姿のチェック、というところだろうか。
またわずかだが「成長した自分を見て欲しい」という項目も女の方が高い。
成長した(綺麗になった)自分を見せて、「惜しいことをした」と男
に後悔させたいだとか、そんな本音も垣間見えるのは、筆者自身が女だから
だろうか。
女は、「今の」初恋相手を見ようとしているのに対し、男は
「昔好きだったままの」初恋相手を現在に見ようとしている印象をうけた。
女の方が現実的で、男の方がロマンチックな感じがする。
一方で、初恋の相手と再会したくない理由としては、
「そこまで思い入れがない」というような回答が最も多かった。
余談だが、この調査では「初恋にまつわる思い出の曲」についても
リサーチしている。
このデータが2012年のものなので、当時の20代後半は今の30代前半ごろに
なっていると思う。
5年後ろ倒して見てもらえると、なんだか世代を感じて面白い。
「あなたのことはそれほど」では、ハル演じるミツが初恋相手の有島光軌に
のめり込んでいくが、この逆のパターンもまあまあありそうだ。
不倫ではなく恋愛関係に発展するケースもありそうだが、初恋相手との恋が
実る確率が3%だとすると、多くの人は、再会した相手にがっかりするか、
されるかをするのかもしれない。
この記事を書いていて、大学3年生の時に中学時代に好きだった人に
再会したときのことを思い出した。
人づてで連絡を取り合うようになり、ドキドキして会ったが、
当時の可愛らしい少年の面影は見る影もなく、エラが張り、馬面になっていた。
男の人の顔になったんでしょうね。
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