恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

『恋愛の科学』の著者に会ってきた


先日、「恋愛の科学」の著者である、

文学部心理学科 教授 越智 啓太|法政大学

の研究室にお邪魔してきた。

 

 

 

最近の恋愛学の研究や、日本の恋愛傾向について直接話を聞ける貴重な場を

いただけたので、そこで仕入れた情報について少しだけシェアをしたい。

 

 

 

1. 男女のマッチングで影響の大きい項目

 

好みのタイプの特長を挙げるときに「頭はいい人」「見た目のいい人」

「趣味が合う人」などと挙げる人は多いだろう。

 

むしろ、プラスの要因が全て合っていても、「この人が良い!」とならない。

 

越智先生は、男女のマッチングと高い相関性を示すのは

 

プラス要因よりむしろ「マイナス要因」の方だという。

 

例えば、美人で明るく優しい、頭も良い(プラス要因)という女がタイプの

男がいたとする。

 

最近飲み会で出会った女はまさにそのタイプ。

 

気になった男はデートに誘ったのだが、彼女の歩き方がガニ股で気になってしまう。

 

プラスの要因は全て満たしているのに、歩き方が全てをぶち壊す。

 

この女はないなー。てな具合に。

 

マイナス要因は全てのプラス要因をぶち壊す、恐るべき破壊力を持っている。

 

5教科中4教科が100点でも、1教科が30点だったら、その30点が評価の対象に

なってしまうのだ。

 

それなら全教科が70点である方が評価される。

 

ちなみに、このマイナス要因は当然の事ながら「生理的に無理」という要素も

含まれる。

 

生理的に無理と言う言葉は、言われた方は一体全体どこを直したら良いのかも

分からないし、言ってる方も何が生理的に無理なのかが分からない、

謎の言葉である。

 

 

面白いことに、この「生理的に無理」は、女が男に対して思うことはあるのだが、

男が女に対して思うことは滅多にないらしい。

 

男と比べて、女は恋愛に「安心・安全」を求める傾向が強いことから、

 

警戒心が「生理的に無理」という形で出るのかもしれない。

 

女が良く使うセリフの言外にはこんな思いが隠されている。

「いい人なんだけどね、(生理的に無理だわ)」

 

 

 

2. 恋愛にも『流行』がある

 

昨今は、「恋愛しない若者」や「30歳DTSJ」が普通になってきたが、

 

越智先生に言わせると、今は「恋愛が流行らない」時期らしい。

 

 

その根拠はというと…

交際中のカップルを探すのが大変だからだ。

 

20年前はカップルのデータなんていうのは、割とすぐに集まったらしい。

 

今は、「交際中のカップル」のサンプルが集まらない。

だから、研究の対象が「異性の友人」になってしまうこともあるという。

 

以前、明治大学の3年生の男の子に話を聞いた時に、

 

同じクラスでも彼氏・彼女がいる子が2-3人ぐらいしかいないと言っていた

ことを思い出した。

 

今、恋愛が流行らないというのは、バイオリズムの一部を切り抜いてみて

いるのか、それとも、長期的にみた全体の大きなトレンドなのか。

 

 

 

 

3. 恋人がいないと生活に支障がある国

日本は、恋人がいなくても生活そのものに支障はない。

だから、恋愛が「必須のもの」という位置付けもない。

 

アメリカは違う。

 

パーティーや結婚式、友達との集まり。

 

とにかく様々な場に自分のパートナーを連れていく。

 

それは、学生時代のプロムから始まり生涯に渡る。

 

結婚などしていなくても、「二人で一人」の感覚が強いのだ。

だから、アメリカでは何かと「カップル」で行動することが多い。

(実際の恋人ではなく、友達でも良いそうだが)

 

日本と違い、出会いの場にオープンであることも、このあたりと関係して

いるのだろう。

 

 

一人だと生きづらい文化と、一人でも生きやすい文化。

 

日本にカップル文化があったら、

そもそも「恋愛が流行らない」みたいなことはないのかもしれない。

 

 

 

 

4. 社会不満度が高い人は〇〇になりやすい。

社会への不満度が高い人は、弱いものにその矛先を向けやすい。

クレーマーにもなりやすいという。

最近は年をとった男性ほど、不満度が高くなるという。

(逆に若い人は、現状を受け入れる態勢がとれているのか、

割と不満度の高い人は少ないらしい)

 

越智先生はもともと、犯罪心理学が専攻だった人だが、

ストーカーの加害者を調べてみるとやはり社会的不満度が高い人が

多いという。

 

 

さらにストーカーの10%は、恋愛関係を発展させるためのステップを

無視して関係性を急に詰めるというような、恋愛下手な特徴が見られるという。

 

でも、これってストーカーの90%は、恋愛下手でもなんでもない普通の人って

ことでだよな。

 

と思ったら、なんだか怖くなった。

 

 

 

 

 

 

 

◆One-Timeデート◆

 

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次回は6月23日@渋谷


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