パートナーは食事で決まる。
これまで、視覚、嗅覚という観点から魅力的な異性かどうかを判定するということ
について述べてきた。
今回は、異性の魅力というよりも、「パートナーを選好する」ために、味覚が重要
だという話をしたいと思う。
恋愛における味覚には、間接的味覚と直接的味覚と、2通りある。
間接的味覚とは、「食事」に関する味覚のことで、直接的味覚とは「キス」
のことを指す。
まずは間接的味覚について見ていこう。
食事を通して異性を査定するときは、男と女でチェックする項目が異なる。
男は、結婚後に自分や子供に美味しくて栄養のある食事を与えてくれるかどうか、
ということを判定したいため、
「女はどんな料理を好むか」
「どんな料理を作ることができるか」
ということをチェックする。
ただし、実際にそれを検証できるのはある程度親しくなってからとなるため、
「得意料理は何か？」「料理は得意か？」などの質問をしてくることが多い。
また、男が最も重要視しているのは視覚的な魅力になるため、これを満たして
いないと聞かれることすらしないかもしれない。（合コンなどの話題などは除いて）
一方女は、結婚後に十分な経済的資源の提供をしてくれるのか、優しいのか
そうでないのか、食事のマナーを身につけているか（育ちが良いかどうか）
を判断したい。
そのため、
「どんなレストランに連れて行ってくれるのか」
「どのぐらい奢ってくれるのか」
という点を必ずチェックされている。
これは、恋愛初期や出会ってまもない頃にすでに査定できる項目である。
男は、いかに素敵なレストランを探し、スマートに女をエスコートできるか
どうかが試されるのである。
女に関して言うと、純粋な味覚とは少し異なるような気もするが、
このように一口に「食事で査定する」と言っても、見るポイントは男女で
こんなにも違うのだ。
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