イケメンの恋の悩み：モテの転換期
先日、後輩のK(29)からこんな相談を受けた。
「僕は今まで、自分の見た目を気に入ってくれる人とばかり恋愛を
してきたんですよね。
見た目をハード、会話とか内面をソフトとして見たときに、
ソフトが弱いなって気がついたんですよ。
今までって、ハードを気に入ってくれた女性だったので、
ソフトの武器を持つ必要がなかったと言うか。
だから今、本気で相手を落とそうとした時のコンバージョンが下がる。
これが最近の恋愛における課題だなと思ってるんですよね。」
正直言って、彼はモテる部類の男である。
オシャレで品もあり、顔も濃いめだが所謂イケメンだ。
Kは良い所に気づいたと思った。
男のモテは、年代により三部構成でできていて、
それぞれでモテる層が異なる。
（ここが、基本的に外見がベースで判断される女との大きな違いになる。）
ちなみに、遊びではなく、女がしっかり惚れるというのがこの構造の前提。
上記の図について、簡単に解説をしようと思う。
このピラミッドは、年齢の増加により、モテるために必要な要素が増えて
いくことを表している。
各項目と項目ごとの面積は無関係である。
つまり、どの要素がどのぐらい重要か、ということはこの図では述べていない。
10代の頃は、バカでもアホでも運動ができるやつがモテる。
この頃からイケメンは当然モテるが、スポーツができるかどうかで顔の
善し悪しはあまり関係ない。
（事実、筆者が10代の時も、イケメンじゃないやつが謎にモテていた）
あと、自信ありげな不良も持てていた。
大学〜20代あたりは、モテの基準が変わってくる。
同じイケメンでも、学歴や、業界、勤務先によりモテ方が変わる。
私服のセンスが特に問われるのも、この頃だ。スーツマジックという
言葉が生まれる。
学生時代にどんな部活をしていたかも、モテの判断基準に含まれる。
イケてる思春期を過ごしていたかどうかの指標の一つになるためだ。
30代になると、ここに大人としての精神的な成熟さと、知識や教養が
求められる。
（特に、聡明な美女やハイキャリア女を落としたい時は重要である。）
知識や教養は、『心地よい』コミュニケーションの前提として話が進むものなので、
より広く深く知っている方が、いろんなタイプの女に対応できる。
この図はピラミッドの変形バージョンになるのだが、
女の精神的成熟に応じ、男に求められるものも変わってくるということなのだ。
モテるために必要な要素は増えていき、それに伴いモテる人の数は減っていくので、
負の相関性があるイメージだ。（だからピラミッドの様な形になっている。）
幸いに、イケメンの場合はピラミッドの基礎ができている人が多いので、
あとは後から課される条件に対してどこまで精進していけるか。
（学歴だってロンダリングできる）
女にも一部当てはまるが、女の場合はやはり、圧倒的に容姿が重視されるため、
この構造は少し変わる。
男も女も、モテるために問われる要素が変わる瞬間がある。
その変化にいつ気付き、次のステージにいつのるか、が肝要である。
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