とんでもレポートを発見!「美人は性格が悪い」の真偽もわかる? 女の犯罪と容姿の因果関係を調べたデータが存在した…
最近、容姿や美貌に対する考え方に関する近代と現代の差異を追うことが多かった。
明治期に発生した美人罪悪論は現代において「すべての女は美しい」平等美人論、
さらには未来には、「男も女もみんな美しい!」になりそうな予感。
様々な文献を読むにあたり、とても興味深いレポートと出会った。
なかなかに衝撃的だったので、今回はそれを紹介したいと思う。
大正期の犯罪心理学者である、寺田精一が発表したレポート『婦人と犯罪』(1916)。
婦人犯罪の動向を調査した貴重なレポートだ。
このレポートの中に、「容貌の美醜と犯罪」という箇所がある。
彼は、この章で容姿と犯罪の因果関係について触れている。
美人及びブスは、それぞれどんな犯罪を起こしやすいのか。
調査対象としたのは20歳以上40歳未満の女性犯罪者260名。
寺田は、「婦人犯罪者を日常取り扱つて多年の経験ある二人の女性」に、この260名
の容姿の良否を5段階で評価させた。
(美・上・中・下・醜)
その上で、犯罪種別と容姿の相関関係を明らかにするのだ。
結果を表に整理し、中よりも犯罪者数の多い方に色をつけた(黄色)。
中立のものは青にした。
ブス(下・醜)は全犯罪者の33.3%、美人(美・上)は11.9%の割合を示すことが
わかる。
※普通(中)は54.6%
また、詐欺罪を除くすべての罪においてブス傾向の強い女の方がその傾向が強い。
犯罪者にはブスが多い。
当時、美人は疎まれブスが賞賛された「美人罪悪論」が横行していた時代。
その時代に上記のような結果が出たということ。
このレポートが普通に世の中に出回っていたことにも、驚きを隠せない。
これらの結果を個々に見ていくと、興味深いのは姦通罪だ。
戦前は、既婚女の不倫は、刑法上の犯罪になることとされていた。
そして、この姦通罪は、平均以下の容姿の人に多い。
その理由を、寺田は以下のように考察している。
犯罪事実を取り扱つてゐる人の言に、姦通者には醜婦が多いといふことがある……或論者は、美人に於いても姦通は少いのではないが、此場合には醜婦の場合と大に異って、其夫たる人が其美人を失はんことを恐れて、妻の不貞を知りつゝも之を訴へるやうなことがない、然るにそれが若し醜婦の場合には、平常より疎んじてゐるのであるから……直に訴フルに至る、斯くて表面上貫通として問題となるものは、多くは醜婦の場合であると謂ふ。
要は、美人の不倫は夫が妻を失いたくないがために黙認され、ブスの不倫は日頃
疎まれているから、ここぞとばかりに訴えられるということだ。ものすごい推論だ。
これを全体の一部として捉えた場合、こんな推測もできるのではないか。
全体的に犯罪者にブスが多いのは、同様の理由において美人の場合は軽微な罰、
または無罪放免になることが少なくなかった。
そのため、受刑者には平均以下の容姿のものが多い。
このデータだけをそのまま見ると、「ブスは性格が悪い」となってしまいそうだ。
が、寺田の推測が正しいのであれば、このデータが正しいとは言えないだろう。
同様に、犯罪者に美人が少ないからといって、美人の性格の良し悪しまでは判断
できない。
ともかく、美人罪悪論が一般的だった時代に、
それと逆行するようなこのようなデータが世に出たことに、
筆者はとても驚いたのだった。
【アンケートご協力のお願い】
マッチングサービスのマーケティングの一環として、
タグラインの印象調査をしています。
下記のアンケートにご協力頂けると幸いです。
(所要時間は1~3分程度です。)https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhue7ZXLrSZLl1Gqh1aeRI_KuyIrbXpXfaZFmIgQBkAWZo5w/viewform
よろしくお願い致します。
お友達登録をして頂くだけで今だけ無料でプレゼント!
https://line.me/R/ti/p/%40usn5554b
-----------------------------------------------------------------------------------
◆One-Timeデート◆
初めましての二人が「彼氏」「彼女」という設定で街を巡るデートイベント♡
次回は3月24日@中目黒
詳細ご希望の方は、以下のLINEアカウントの友達登録をお願いします。
https://line.me/R/ti/p/%40usn5554b