恋愛ウォッチャーが男女関係の固定概念をぶち壊すブログ

累計で1500回の合コンを開催してきた恋愛ウォッチャー。 幾多の男女のマッチングを経験してきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

様々な恋愛のカタチ~恋愛は12世紀の発明品!?ヨーロッパの恋愛観「騎士道的恋愛」「宮廷的恋愛」と、ロマンティック・ラブ・イデオロギー。

1970年代以降で日本でも増えてきた「恋愛結婚」。

恋愛結婚は、「ロマンティック・ラブ・イデオロギー

という思想のもとに広がってきたとされている。

 

ロマンティック・ラブ・イデオロギーとは、一言で言うと

「恋愛」「性」「結婚」は三位一体であると言う考え方である。

 

ロマンティックラブは、恋愛やそれに伴うセックスは、

すべて結婚を前提にして行われる。それ以外の恋愛は社会秩序を

乱すものとして、悪とされる。

 

 

一昔前の「婚前交渉NG論」だったり、「処女信仰」や

「運命の人はいる信仰」は、ロマンティック・ラブ・イデオロギーから

生まれているのではないかと思う。

 

実はこの概念が生まれたとされるのは19世紀のヨーロッパ。

その後、20世紀に広く普及し、日本には高度経済成長期(1950年代)

に輸入され、1970年代に普及した。

 

概念は、時代や社会の変遷と共に変わる。実際に日本では1990年代には

この概念は崩壊し始めたとみられており、21世紀に今後残る概念なのか

どうかはわからない。

 

結婚と恋愛、セックスの三位一体説は、現代を生きる我々の恋愛観からすると、

少々やりづらい。恋愛と結婚は別物だとする人もいるし、結婚前に異性と

付き合うなんて当たり前のこと。

 

果たして、このイデオロギーはどこから、どのように生まれたのだろう。

ヨーロッパの恋愛観を紐解いていくと、それが見えてくる。

 

ロマンティック・ラブ・イデオロギーが近代の恋愛観だとするならば、

近代以前の恋愛観は、「結婚」「恋愛」「セックス」は分離されたものだった。

 

実際に、近代以前の恋愛の形として「騎士道的恋愛」「宮廷的恋愛」

と言うものがあった。

 

時は12世紀中頃、南フランスのトゥルバドゥールと呼ばれる詩人たちが

歌いあげた愛が、「騎士道的恋愛」。

カトリックの影響で、それまでは恋愛は野蛮なものとして見做されていたが、

彼らは恋愛を新しい価値として世の中に広めたのである。

 

騎士が、身分の高い既婚の貴婦人に愛を捧げるが、

決して報われることはない恋のことを言った

そのリターンは、女から与えられる好意的な表現である。

(当時の観念を色濃く移す、三銃士にもそう言ったシーンがある)

 

ルネッサンス期を経ると、貴族階級の中で「騎士道的恋愛」

は「宮廷的恋愛」へと形を変える。特に、17世紀から18世紀の

フランス・ブルボン王朝では宮廷的恋愛がそこかしこで繰り広げられた。

 

 

これらの共通した特徴は、

 

「結婚の外でなされた」

 

と言うこと。

 

両者の違いは、「騎士道的恋愛」はプラトニックだったのに対し、

「宮廷愛的恋愛」はセックス込みだったところにある。

 

ところが、19世紀以降にこれまでの貴族に代わりブルジョア層が台頭すると、

社会構造の変化と共に恋愛の形も変わってくる。

 

彼らは貴族的な文化や慣習を嫌い、何もかもを変えようとした。

倫理観、道徳、ファッションまでも。

 

新しい権力者のブルジョアたちは、生殖を目的としないセックスは悪とし、

キリスト教のもと姦淫であり罪だとした。

 

「恋愛やそれに伴う性的欲求は、神の祝福する結婚とは相入れない」

(柳沢直子・草野いづみ『フランスには、なぜ恋愛スキャンダルがないのか』1995)

 

とされ、ここで恋愛と結婚が対立することとなったと言う。

 

これまでの「騎士道的恋愛」や「宮廷的恋愛」は、公に結婚の外で

なされていた恋愛だったため、結婚制度を脅かさなかった。

 

「不倫」なんて言葉は、当時の人たちからしたら

「ナニソレ?オイシイノ?」だろう。

 

婚外の恋愛を認めてしまうことで、恋愛は社会秩序を乱さないものだった。

 

しかし、恋愛やセックスが生殖を目的としたものとなり、

結婚と切り離せなくなると話は別だ。恋愛は、家族の秩序や階級秩序を

脅かす危険な存在となってしまった。

 

身分違いの恋など、結婚相手にふさわしくない相手との恋は、

階級秩序を、婚外恋愛は家族秩序を乱すことになる。

 

 

そのため、恋愛は罪であり、社会にとって望ましい結婚制度を崩壊

させる危険因子と見做された。

 

安定的な社会を継続させるためには、恋愛を安全なものにする必要が出てくる。

 

そこで生まれたのが、「ロマンティック・ラブ・イデオロギー」。

元々は結婚と対立する恋愛を、逆に結婚と強く結びつけ、

 

結婚相手に抱く感情こそが恋愛

 

なのだと規定する。

 

大阪大学名誉教授、社会学者の井上俊氏は、このイデオロギー

「恋愛という『無政府な力』を結婚という社会制度の中に組み込んで

しまうことによって恋愛からその牙を抜く」機能を果たしたと言う。

 

かように生まれたイデオロギーは、我々の親世代を恋愛結婚に駆り立てた。

恋愛は、結婚、家族も密接に絡みつき、社会に根付く。

 

先にも述べたが、この考え方自体は崩壊し始めており、

今は新しい概念が現れていると言う。これについては、

また別の機会に話したいと思う。

 

とかく今回言いたかったのは、結婚の形も、恋愛の形も、

たまたま今の時代がこの形であるだけだ、と言うこと。

正しい形なんて、ないのだ。

 

(参考文献:谷本・渡辺『ロマンティック・ラブ・イデオロギー思考』2016)

 

 

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