恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

珍奇!日本恋愛史



男のセックスに対する考え方が、今と昔で大きく変わっているという。


「草食男子」の名付け親でもあるマーケター、牛窪恵氏は、今や5人に1人の

男がセックスは汚らしいというニュアンスで見ているという

(2015年/日本家族計画協会)

 


余談だが、日本性教育協会の調査によると、中学生の男子の精通経験率も

1999年には52.9%だったものあ2011年には36.2%に下がっているという。


こんな日本でも、平安時代まで遡ると、かなり性や恋愛に大らかな国で

あったという。

 

この時期の出土品として、木でできた張り型(今でいうバイブ見たいなもの)

が出てきたというのだから、女の性も旺盛であったのだろう。

 

 

今回は、現代から離れて、かつての日本がどのような恋愛観を持ってきた

のかを振り返ってみたい。

 

 

[平安時代]

 

当時の考え方は、実は「恋愛の延長が結婚」。

 

歴史家の加来耕三氏は、この時代にはセックスが前提の集団お見合いが

あったという。

 

月明かりのない闇夜に男女が集い、歌を詠みあって互いの気をひこう

とするイベントが行われていた。

 

当時は顔よりも「どれだけ歌が上手いか」ということが重視された。


そして、惹かれあった二人は別の場所に消え、ことに及ぶ。

 

興味深いのは、ここでのセックスは「恋愛の入り口」であるということ。

 

お互いの相性を確かめ合った上で恋愛関係になったり、夫婦になったりする。

 

当時は男は通い婚で、一夫多妻制。

 

本妻の他にも女が何人かいるのはざらだった。

 

しかし、女の方も夜這い文化のおかげで、結婚前に複数の男との

セックスを受け入れていたわけだから、貞操観念はかなり曖昧だった。

 

 

 

一方、庶民の方は比較的自由で大らかな恋愛や性的関係が存在している。

 

戦国時代の戦いで村落の存続が危ぶまれた地域では、村が一丸となって

若者の結婚や子作りを後押ししたという。

 

柳田國男も指摘しているように、八丈島志摩半島の南部などでは

集団セックスの文化があった。

 

年頃の男女が大乱交を行う。

 

女が身ごもった時に、「俺の子だ」と手を挙げた男が父親になった。


また、夜這いも復活。

その村の大人たちが若い者たちの筆下ろしや水揚げを手伝っていたという。

 

当時の農漁村の未婚率はほぼ0に近かった。

 

都心部に目を向けると、こちらは「大独身時代」。

 

地方から出稼ぎでやってきた男や、女児を中心に口減らしが行われていた

影響で、男の数は実に女の2倍。

 


こちらは、庶民の女も含めて恋愛を「遊び」として捉える文化だった。

 

どちらかというと、性的欲求の解消に近かったのかもしれない。

 

ちなみに当時のナンパは、人ごみに紛れて女の尻をつねる、というスタイル

だったという説がある。

 

今やったら大問題である。

 

 

[明治・大正〜昭和初期]

 

日本人の恋愛の価値観が大きく変わったのは、実はこの時代。

 

バブル期にも一時期起こった「恋愛至上主義時代」だ。


西洋から「ロマンチック・ラブ・イデオロギー」(性・恋愛・結婚の三位一体化)

思想が輸入されたことで、「ロマンチックな恋愛結婚」を夢見る男女が増えた。

 


しかし、この時代は圧倒的に見合い結婚が多いのが現実。

 

新聞の普及に伴い、自分のスペックを新聞に出す「結婚広告」も出現した。

 

明治31年にできた、近代西洋を模倣した明治民放では、国として武士階級

の世継ぎの思想や「一夫一婦制」を採用している。

 

憧れはするものの、「親や社会に逆らってまで恋愛結婚をする」という

のはほぼ不可能だった。

 

この時代、「恋愛至上主義」を追求しすぎたために悲劇を呼んだ著名人は多い。

 

例えば、平塚雷鳥夏目漱石の弟子(既婚)と心中未遂、北原白秋

人妻との姦通罪で告訴され、女優の松井須磨子は先に死んだ恋人の劇作家、

島村抱月の後を追い自殺した。

 

小説家の有島武郎は『婦人公論』(当時、前衛的な雑誌として一斉を風靡した)

の女性記者と心中、画家の竹久夢二は同棲中の恋人の恋路に悩んで

自殺未遂をしたり…。

 


恋愛至上主義は、多くの文化人の間で、失踪・心中、自殺や薬物依存、

自傷行為などを招いたという。

 

 

この時代から昭和にかけ、日本は日清戦争から第二次世界大戦まで、

多くの戦争を経験した。


実は、これに関係して「女の純潔」が強調された時代でもあった。

 

 

当時戦地に赴く若い男たちが、「自分が不在の間に妻や恋人が、

自由恋愛を口実に誰かと浮気するかもしれない」と戦いに集中でき

なくなることを阻止するためだったと、牛窪はいう。

 

国や政治の力で、「自由恋愛が制限された時代でもあったのだ。」

 

 

 こんな風に考えると、今を生きる我々の「恋愛・結婚の基準」というのが、

以下に確固としていないものかがよくわかる。


それぞれの世相はあれど、今は「超個人主義」の時代。


周りの目など気にせずに、自分自身の好きな形で恋愛や結婚を楽しんだ

方が得なのではないかなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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