恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

不安になるから愛せる?愛してるから不安になる?

ヒトは遺伝子レベルで、誰でも特定の誰かと親密になりたいという

欲求を持っている。

 

この欲求に対して人間は、

①自然に受け入れ親密になるための愛情を表現するタイプ

②「誰とも親密になれないのではないか」と考えるタイプ

③「誰かと親密になってはいけない」と無意識に抑制をかけるタイプと、

3つのタイプに分かれる。

 

 

この理論を「アタッチメント(愛情)理論」という。

 

ヒトは愛情を安心して受けられているかどうかをチェックする脳のシステム

を持っている。

 

これを、「アタッチメントシステム」という。

 

愛情へのニーズが満たされていないと感じると、アタッチメントシステムが

オンになり、恋愛やパートナーシップについて冷静に考えられなくなる。

 

例えば、

②不安になる人の頭の中ではどのようなことが起こっているのか?

②の人は、電話に出てくれない、LINEが既読にならないなど、ネガティブな

ことを言われるなど、の事象に対し、即座に、敏感に反応する。

 

「相手はもう自分のことを好きじゃないのかもしれない」

 

その時にアタッチメントシステムが発動するのだが、②の人たちは

「パートナーと親密さを取り戻す」ために、いろいろなことを考え、

行動を起こす。例えば、こんなことを考えるのだ。

 

 

・パートナーのことを考えて、他のことに集中できない

・相手の良いところばかりを思い浮かべる

・相手をむやみに尊敬する。

・自分の才能やスキルを過小評価し、相手のそれを過大評価する

・相手と連絡が取れるまで不安な気持ちでいる

・これが相手を見つける「最後のチャンス」だと思っている

・「自分は特定のタイプしか好きにならない。今の人とダメになったらも、もう次はないかもしれない」

・「新しい人に会うのは何年もかかるので、一生ひとりのままかもしれない」

・パートナーに不満があるのは当たり前だから、別れない方が良い

・相手はきっと変われるはず

・カップルは喧嘩をするもの。自分たちだけではない。

 

このような「パートナーとの距離を縮めよう」という考え方を、

「接近ストラテジー」という。

アタッチメントシステムが接近ストラテジーをとると、

これを目的とした様々な行動を起こすこととなる。

これを、「プロテスト行動」という。

 

この行動をしている時は、その人はもう冷静な状態ではない。

自分自身が不安を感じた時に接近ストラテジーをとるような傾向にある人は、

以下のような行動を始めたら、良くない傾向であることに客観的に気づける

ように努力をすると良い。

 

 

プロテスト行動の例

 

・親密さを取り戻そうと必死になる

→何度も電話やLINEをする。連絡を待ち続けたり、職場で待ち伏せたりする。

・わざと距離を置く

→相手を無視したり、相手がいるのに他の人と電話で話をしたりする。

・仕返しをする

→電話をかけてくれるまでどのぐらい時間がかかったを覚えていて、それと同じだけ相手をまたせようとしたり、相手が先に愛情を見せるまで無視しようとしたりする

・冷たい態度をとる。

→相手が話している時に顔を背けたり、席を立って部屋を出るなどする。

・「別れる」と脅す

→本気で別れるつもりはないのに「喧嘩ばかりでもう別れるしかない」「僕らの相性は良くない」「お互いに付き合うべきではなかった」「別れた方が自分にとって良い」などという

・偽装する

→忙しいふりをする、電話を無視する、予定がないのに「ある」と言ったりする

・嫉妬させる

→元カレ・元カノと会う約束をする、合コンに行く、誰かから好意を寄せられたことをパートナーに話す

 

 

こうした行動は、パートナーとの関係が解消した後にも続くという。

 

失恋から立ち直るのが遅い人というのは、②のタイプの人である可能性がある。

 

本来、パートナーがいる時には、気持ちが落ち着き、不安を感じないことが

良いとされている。

②の人たちは、アタッチメントシステムが作動している時に恋愛をしている

ことが多いため、

 

不安=愛情という錯覚

 

を起こしやすい。むしろ、一度手に入れたものに対する執着に近い。

 

今のパートナーとの関係で長い間不安を抱えている人は、アタッチメント

システムのオン状態が続きすぎている。

異常な状態なのである。

これは、その相手と自分が合っていないことを示している。

 

 

ちなみに③のタイプの人は、人と親密になることへの抑制がかかる。

 

「人と親密になりすぎた」と感じると、「離別ストラテジー」という考え方

が起こり始める。

 

離別ストラテジーは、相手と親密になりすぎないようにするための考え方や

言動のことだ。

 

例えば、

 

・パートナーとの関係について、「将来については何も考えられない」と

  言ったり考えたりするが、それでも付き合い続ける

・パートナーの些細な言動が気になり、それが原因で関係がうまくいかなくなる

・過去の恋人に執着している

・交際相手がいるのに、他の人といちゃつく

・相手に気持ちがあるかのようなそぶりを見せるが、「愛している」と言わない

・デートで楽しい時間を過ごした後に数日間連絡をしないなど、冷たい態度をとる

・不倫など、将来がない相手との関係にハマる

・相手が話をしている時に上の空で別のことを考える

・相手に話していない秘密がある

・物理的に距離を置こうとする

 

これらのことは、③の人たちがパートナーから自分の自由を奪われないために

起こす言動や考え方だ。

 

参考までに、③タイプと良いパートナーシップをとって行くためには、

次の3つが必要である。

 

  1. 相手に主導権をとらせ、自分はサポートに回る
  2. 相手が必要とする時にそばにいる
  3. 相手が自己肯定感を高く持てるように励ます

 

自分の好きな人やパートナーと上手に付き合うには、このような方法もある。

 

 

 

 

 

◆One-Timeデート◆

 

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次回は7月28日@池袋


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