恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

「キミのことを幸せにしてあげたいと思ったことは、ただの一度もない」結婚8年目のDINKS夫は語った。幸せはどこから来て、どう作られるのか。

Y(35・男)は、妻のR(33・女)と結婚して間も無く8年が経つ男だ。

 

この夫婦と食事に行った時、彼はこんなことを言った。

 

「最近、結婚式が嫌なんだ。気持ち悪くて。」

 

どういうことか、詳しく話を聞いてみた。

 

 

Y「結婚式で、一生一人だけを愛し続けることを誓うじゃない。あれが気持ち悪い。

 

僕らは結婚して8年ぐらい経つけれど、そういうのは無理だという前提で結婚生活を

続けてる。

結婚して一人だけを愛するというのは、何年かやってみてそれは無理だなと思ったから。

けど、そういう風に思ってる夫婦って少なくないと思うんだ。

一生この人だけを愛し続ける保証はないのに、それを誓えって言われると、すごく

違和感を感じる。」

 

 

R「Yは、昔結婚は『責任』って言ってたんですよ。その人の人生を背負うから。

結婚したばかりの頃は、私も結婚とは『覚悟』することだと思ってた。

結婚するということは、これから他の男を好きになっちゃいけないって思ってたんですよ。

けど、これが全然私たちには合わなくて笑

そもそも、結婚したら一人としかセックスできなくて、愛しちゃいけないなんて誰が決めたんだーって。」

 

 

Y「民法で決まってるでしょ、あれ。だから、一般的にはそれを破ったら不法行為

もしれないけど、民事だから当人同士がよけりゃそれでいいんだよ。

夫婦になったら、パートナー以外の相手とセックスすると犯罪者かってぐらい

叩くでしょ。本人同士の問題だから、別にいいじゃんねって僕らは言ってる」

 

 

筆者「でも、お互いに最初は責任とか覚悟とか言ってたわけだよね。何かきっかけ

があったの?」

 

Y「元々、そうは言いつつも二人とも自由なタイプだったと思うよ。

だけど、結婚したばかりの頃は、僕が仕事忙して話す時間は朝の1時間ぐらいしか

なかったんだよね。

当然土日も会社に出てて、帰ってくる頃にはもうヘトヘト。

そんなんだから、セックスもできる余裕がないんだよ。

体もそうなんだけど、とてもセックスしようといういう気にはなれなかった。

 

Rは話す相手もいないし、待ってなくちゃいけないし、深夜に僕が帰ってくると

起きちゃって、とにかくストレス溜まってたね笑」

 

 

R「よく、精神的な虐待だって言ってた笑 セックスさせてくれないなら他で

やっちゃうぞ!みたいな笑

 

でも、そういう状態で他の男とセックスしても、全然満たされないんだよね。

私なにやってるんだろ、みたいな。そもそも当時は隠してたからね。」

 

 

Y「いや、たまに言ってたよ笑 でも、僕はそれでも仕方ないかなと思ってたから、

外で済まして円満に過ごせるならまあいいかって。」

 

 

R「そういう態度もムカついてた。私も当時は仕事もきつかったし、子供作って

家に逃げたかったっていうのもある。だけど、セックスしようと思うと拒否

されるでしょ?

セックスが原因で喧嘩することも多かったし、家出もしたよね」

 

Y「そんなことあったな笑」

 

 

R「今思うと、結婚したら『精神的な充足や経済的な充足は、相手が与えてくれる

ものって思ってたんだろうなって思うよ。

 

それに、結婚したら人生は2つじゃなくて1つになっちゃうって思ってた。

二人で擦り合わせをして1つにしていくものだと思ってたんだよね。

だから、結婚したのにセックスして子供を作る『普通の夫婦』になれないことに

苛立ったりね。Yと結婚したらこういう家庭を作りたい、みたいなのもあったから、

それで自分の理想の夫像を勝手に期待してた。

 

でも、期待するのも疲れちゃったから『期待しない』って言って、ただの同居人

のように振舞うこともあったな。楽だったけどね、それはそれで。」

 

Y「よく言われた。『なにも期待してないから、何も感じない』って。

確かに、あの時のRはあまり怒ったり感情を露わにしたりはしなかったな。」

 

R「結婚に覚悟や責任を感じなくなったのは、この1年ぐらいだと思う。」

 

Y「今、僕らは別居しているんだけど、それからじゃないかな。」

 

筆者「それはなんでまた?」

 

Y「会社で、近い将来に海外転勤をすることになりそうって話になったのよ。

で、どうする?って聞いたら(日本に)残るって言うから、じゃあもう別居

しちゃうかってなった。

 

ついでに、子供のことも考えなくちゃいけないって思ったんだけど、僕が海外に

いる間には子供は産めないから、じゃあRには戻ってくるまで待たせるか、

先に産むか、みたいな選択をしなくちゃいけない。

 

それを考えた時に、Rを解放してあげなくちゃって思ったんだよね。

子供欲しがってたし。だから、離婚も含めて考えるかーって。」

 

R「去年二人で旅行した時に決めたの。で、Yは仕事の都合で今の家は離れられ

ないから、私が出ていくことになった。

単身で暮らすのは結構楽しいんですよ。夫の洗濯物を洗わなくていいし、

部屋は綺麗に保てるし、好きなものも食べられるし。ストレスが全然なかった。

だから、離婚も悪くないなって思ってたんだけど。

 

けど、自分の考え方とか、生き方をこれだけ受容してくれる相手を探すのは難しい

なと思って、離婚が必要な時が来るまではペンディングしとくかって。」

 

Y「最近は二人の生き方についてはすごくディスカッションした。お互い以外の

異性関係だとか、キャリア形成とか、人生の目的は何か、みたいなところまで。

そう言うことを考えてたら、僕らが結婚してるとかしてないとかって言うのは、

まあ別にどっちでもいいかってなった笑

結婚も離婚も、無理にするものでもないし。

 

僕は、人生において一番大事にしていることは『自由』だと思うし、結婚をした

からってその自由は侵害されるべきではないと思ってる。」

 

R「そう。お互いがお互いの人生の中で生きるんじゃなくて、自分の人生の中に、

エッセンスとして相手の人生が入ってきたら面白いなと。

 

例えば、結婚しているからキャリアチェンジを諦めるとか、夢を追うのを諦める

とか、趣味をやっちゃいけないとか、そういうのは勿体無いじゃない?

それこそYがいるから他の好きな人を諦める、とかも笑

夫婦だって結局は2人の人間なんだから、お互い好きに生きればいいんじゃないの

って。」

 

Y 「Rには悪いんだけどさ、僕はRに対して今までただの一度も幸せにしたいって

思ったことはないんだよね笑」

 

筆者「……………(衝撃で言葉が出ない)」

 

R「そうなの?笑」

 

Y「僕がRと結婚したのは、ただ一緒にいたら楽しそうだったから。それだけ笑」



R「うん、Yに幸せにしてもらいたいとは思わないな。自分でなる笑」



この夫婦からは、「幸せは自分で作るもの」であると言う意志を感じた。

 

なんか新しい夫婦だな…。世間のしがらみから解放されているように見える。

『幸せにする義務』がないみたい。なんだか楽しそうだ。

 

ちなみに、二人にはそれぞれやりたいことがあり、

子供もそれを満足するまでやり遂げてから考えればいいか、と言う方針にもなった

そうだ。(医療の力を駆使するらしい)

 

「40こえてからでいっか!」

 

声を揃えて二人は言った。



 

 
 
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