恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

「品」とは何か


恋愛に限らない話だが、相手を選ぶ際に割と見られるのが「品性」。


男女ともに色気も大事だが、過ぎると下品になる。


特に、それなりのステータスを持っている人たちは「品」があるかどうかを

気にしている。

 


上品である必要は必ずしもないが、「品がない」状態では、恋愛どころか人

としての付き合い自体も発展しない。


今回は、「品とは何か」について考えてみたい。

 

先日、しゃぶしゃぶとすき焼きのお店に行った時のこと。


湯島天神に初詣に行き、そのついでに夕飯でもと立ち寄ったお店だ。


時間は18時。

 

ディナータイムにはまだ少し早い時間で、お客さんもまだ少なく店内も

比較的静かだ。

 

私たちの通された席の後ろには、先客がすき焼きを食べていた。


26-27歳頃と思われる女と、30代前半ぐらいの男だ。


話の雰囲気から察するに、飲み会などで知り合ったあとに2人でデートに来た、

と言うところだろうか。

 


結構前から入っていたらしく、すき焼きの卵が足りないと追加でオーダーした

ところだったようだ。

 

 

同席していた知人Y(男・34)が、「あの子めちゃめちゃかわいいよ」と

私に言った。


気付かれぬようにそっと後ろを振り返ると(2人に背を向けて座っていた)、

確かにかわいい。

 


乃木坂46にいそうな感じの、清楚そうな、しかし朗らかに見えるタイプの

女だった。


「確かに、見た目はYの好みかもしれないね。」

 

しかし、彼女にはどうも気になる点があった。声がやたらと大きいのだ。

 


静かな店内、そこまで声を張らなくても相手の男性には十分に届いている

はずである。

 


声の距離感がとても近く、私たちの席にまで響いてくる。

 

 

「かわいいけれど、声が大きいね。もう少し声を抑えて話してもらえたら

嬉しいのだけれど。」

 

 

そして、次の瞬間、耳につくようなカチカチと言う音が店内に響く。


なかなか止まないので思わず後ろを振り向くと、女はすごい勢いで生卵を

かき混ぜていた。

 

それを見たYがこう言った。


「どんなに見た目が好みでも、ああいう子は厳しいかもしれない。
なんと言うか、品がないよね。」

 

こんな出来事があったからこそ、改めて「品」について考えようと思ったのだ。

 

 

———————————————————


「品」はどこからきて、「品」のある状態とはどのような状態を言うのか。


そして、どうすれば「品」を身につけることができるのか。

 

「品」の意味と語源


「品」の意味を調べてみると、goo辞書にはこのように書いてあった。

 

(1)[名]人や物にそなわっている、好ましい品格・品質。「品がよい」「品がない」
(2)[接尾]助数詞。料理などの品数を数えるのに用いる。上に来る語によっては「ぴん」となる。「二品注文する」

 

簡単にいうと、品は

 

「人や物に備わっている、好ましい性格・性質」

 

と言えるだろう。

 

「品」と言う字は、「ひん」「しな」「ほん」と言う読み方がある。


意味を調べると、古代中国では官人の位階、仏教用語では極楽浄土にくる

人たちの9つのランク(九品・くほん)を表すものだったらしい。

 


現代でも使われる「上品」「下品」などは、この仏教用語からきているもの

だとのことだ。

 

ちなみに、女が男に媚びるような言動や仕草をすることを

「しな(科・品)を作る」と言うが、
この「しな」も、品性を表す言葉からきていると言う一説もある。


男に媚びる女を揶揄する言葉として使われることが多いが、
筆者は、「品がない人が付け焼き刃で品があるかのように振る舞う」

 

と言うことから、
ネガティブな使われ方をしているのではないかと思っている。

 

「品」のある状態とはどのような状態なのか。


ここからは、「人や物に備わっている、好ましい性格・性質」がどのような

状態なのか、筆者の持論を展開したいと思う。

 

筆者は、品がある人を、

「人や物など、自身と関わる対象に対して、『思い遣る』心を持って

接することができている人」

 

と定義することにした。

 

自身と相対する人、普段使っている道具、自身がいる場などに対し、
思い遣りの心を持って接することで、「品」を保つことができるのではないか。


慮(おもんばか)る心を持って接せられた人は、嫌な気はしないだろう。

 

相手に気を遣うことで滲み出てくる品には、大きく分けて3種類あると考えている。

 

1つは、相手を「いい気持ち」にさせる様に気を遣うことで湧き上がる品だ。


相手が見ていて気持ちの良いことや言われて嬉しいこと、してもらって

嬉しいことをする。


例えば、相手の小さな変化に気づいて褒める、相手が喜ぶプレゼントを贈る、
困っている時にさりげなく助けてあげることなど。


気の利いたことをしてあげることで、相手に「快」をもたらす。

いわば能動的な品である。

 

 

2つ目は、相手を「不快にさせないこと」「『余計な』気を遣わせないこと」

に配慮することで表れる品。


真冬なのに白い薄手のワンピースを着る、スカートを履いているのに足を

広げて電車に座る、TPOにそぐわない言動をすることなどは、いずれの場合

もそばにいる人がモヤモヤすることだ。


マナー違反をしている人もそう。

 


自分の周りにいる人が、関心を向けている物事に集中するのを邪魔しない

様に心配りをすることで表れる品だ。

 


前段で述べた乃木坂46的な女は、この部分が良くなかった。


当事者同士だけではなく、同じ空間にいる人への配慮が足りなかった。


本来であれば、食べることや、目の前にいる人との会話を100%楽しみたい

ところが、大きな声での会話や卵を混ぜる音によって、他のところに

意識が向いてしまった。

 


こちらの品は受動的な品だが、この様な気遣いを怠った代償は大きい。


不快な感情は、快の感情よりも強く残る。

 

最後の1つは、「心に余裕を作ること」。


先にあげた2つは、自分自身のことに精一杯の人にはできない。


自分に余裕があるから、他人に気が回るのだ。


ものを丁寧に扱ったり、所作がゆったりしていたりという、普段の行動に

にじみ出る。

 


だから、前述の2つを実践するためには、自分自身の心の余裕を持つことが

重要なのだ。

 

 

品というのは、人を慮ることにより出るものだとすれば、
人を気遣うだけの余裕を身につけることで滲み出てくるものなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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