DT卒業とEDには深い関係があった！？セックスの心得を学ぶ機会はどこに行った？
DT卒業の機会を得ると同時に、勃たなくなってしまう男たちが増えて
いるという。
前回の記事では、DT卒業時にEDになってしまう原因について考えてみた。
経験の少ない男たちが、「女がコワい」となってしまう大きな原因は、
「セックスの作法」を学ぶ、経験的な機会が激減してしまったこと。
経験知に伴うセックス学習ではなく、AVやゲームなどの、実体験が伴わない
セックス学習をしてきたことにより、現実の女とのギャップが埋められ
なかったというところが大きい。
とはいえ、男がEDになると困るのは女である。
中に入れられない。生殖活動そのものが困難になる。
DT卒業EDが目立つ中で、女たちはどのような心構えで、経験が少ない男との
セックスに臨めば良いのだろうか。
経験不足の男たちがDT卒業の機会が舞い込んでくるのと同時にEDになって
しまうのは、その男の自信がなくなってしまうからである。
女の実態とはかけ離れたAVなどのアダルト商材を教材とすることで、
女を怒らせたり笑われたりすると、男たちのプライドはほぼ傷つける
ことができる。
「プライドを傷つけることができる」ということは、裏を返せば、女たちは
それだけ「性の知識を経験的に手に入れることに成功した」ということなのだ。
半世紀ほど前の日本を少しだけ追ってみると、なかなか面白い。
1970年代-バブル期にかけてのロマンティックイラブイデオロギーの時代は、
基本的に、女は婚前交渉をしないため、結婚した相手が初めての間になる
可能性が極めて高い。
男が黙って押し倒してきたら、女はそれに従うしかなかった。
セックスの基準が夫となるため、そのセックスが「良い」のか「悪い」のかが
わからないくなっているのが、この時代。
しかし、自由に恋愛ができるようになった現代人は、婚前交渉などはもはや
当たり前のこととなる。
そのため、女も「前の人はこうだった」と比較をすることができるようになった。
さらに、女同士でもセックスの話をするようになることで、自分対相手以外の
セックスの比較対象ができた。
若い女は特に、年上の彼氏と付き合うことも少なくないため、同年代の男よりも
よりセックスのことを知っている可能性も高い。
そのため、女がセックスにおいて、複数の比較対象を持つことができる。
自分のパートナーのセックスの良し悪しを判断する基準を持っているという
ことになる。のだ。
女がセックスの良し悪しを判断できるようになったため、女のリアルに触れて
こなかったAV教育だけを受けてきた男たちは、女たちに判定されざるをえない
状況になってしまった。
余裕のなくなっている男たちぶ対しては、
女だって、男たちが安心して挿入し、出させてあげる配慮は必要だ。
①「初体験の段階でうまくできないのは当たり前」であることを女も理解
してあげる。
②嫌なことをされそうになったら糾弾するのではなく、やんわり伝える
技術を磨く。
③年齢を重ねた女が年下の男といたす時は、その心得を教えてあげる。
昨今では、女でも経験が少ない（またはSJ）人が多い場合は難しいかも
しれないが、このような心構えと配慮が、セックスのトラウマを抱えるものを
防ぐのだと思う。
女の方が経験するチャンスに恵まれている今、「男はできて当たり前」という
感覚は、すでに昔のものとなっているのではないか。
セックスは、お互いに思いやりを持って。
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