恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

当たり前のようでわかっていない、自分のアピールポイントとは?「女としての」アピールポイントを間違えた、残念なハイキャリ女(2)

 

婚活などでパートナーを探す時に、自分の強みを知り、効果的にアピール

していくことは重要だ。

 

これは、ビジネスなど恋愛以外の人間関係づくりの場においても大切なことだ。

 

ただし、1つだけ注意しなければならないのは、

 

「その強みはどこで活かすのか」を意識すること。

 

ところが、恋愛や婚活の場を見てみると、自分の強みを間違った方向で捉え、

間違ったアプローチ方法で戦いの場に臨む人が後を絶たない。

 

前回、公認会計士のKが婚活ワイナリーツアーの自己紹介で、『適切ではない』

アプローチをしたエピソードを紹介した。

 

 

婚活中のKが認識している自分自身の強みは以下の通り。

 

・男性顔負けの高い知的水準

・男性顔負けの経済力

・「少女らしさがある」という上記スペックとのギャップ



ワイナリー巡りには相応しくないフリフリの特注総柄ワンピースに身を包み、

キティちゃんのバッグで武装したK。

 

 

参加者の名前を覚えながら自己PRをするスタイルで進む自己紹介で、

 

彼女は「私は暗記が得意」というようなPRをした。

 

確かに仕事や勉強には役に立つ。

 

しかし、外見や雰囲気、親しみやすさなどでのアピールが必要な、出会った

ばかりのこの段階で有効な『強み』ではない。

 

 

「恋愛市場」で活かすべき自分の強みとタイミングを誤認したKの暴走は続く。

 

今回は、その中身をもう少し紹介したい。

(途中、一部Kの名前に由来する部分があるが、個人情報を出さなくとも

イメージしやすいように仮名で紹介する)

 

我関せずという顔で読んでいる読者の中にも、無意識にやっている人がいる

かもしれない。

 

 

ご注意を。



—————————

 

バスでの自己紹介の話。記憶力を見事に(?)アピールしきったKは、

更に続ける。

 

 

「みなさんは、『明日香』という名前のワインがあるのをご存知ですか?

 

和名のついた、風味の良い、私の大好きなワインです。

 

明日に香ると書いて、明日香と読みます。

私は、この名前になるべくしてなったのだと思っています。

自分にぴったりで、すごく気に入ってます。

 

ワインも飲むのが好きなので、よく知りたいと思い勉強を始めました。

よろしくお願いします。」

 

 

男女の出会いの場の一発目の挨拶である。

このバスに流れた空気を読み取れるだろうか。

 

 

察しの良い方は想像がつくだろう。

 

案の定、他の参加者は、「・・・・・・。では次の方!」という感じだった。

 

 

自己PRであることに間違いはないのだが、彼女が語ったのは

「自分の名前をどれだけ愛しているか」ということ。

 

 

初対面の相手に、いきなり自己愛の強さを語られる側は面食らってしまう。

 

名前や自分が好きなこと自体は悪くない。

しかし、タイミングを間違えると単なる公開オナニーだ。

 

 

彼女の中では、自己紹介の中で

・自分の知性(=記憶力、知的好奇心の旺盛さ)

・自分の中の少女性(=名前にロマンを語るあたり)

・女性らしさ(=気合の入った総花柄ワンピ)

 

をアピールしたつもりなのだろうが、初対面の相手にいきなり語る内容

しては内容がまあまあヘビーだ。

 

 

「付き合ったら重そう」

 

「出会った瞬間から思い」

 

「思い込みが激しそう」

 

 

と、その場にいた男たちからはそういう目で見られてしまうのである。

 

 

「ワインを勉強しています」という言葉は、男との共通点作りや

親しみやすさといった面では、この場では有効だった。

 

しかし、名前のくだりで全て台無しにしてしまうのである。




各ワイナリーでは、グループに分かれて試飲会が進む。

 

30名程度の参加者が少人数に分かれるので、自分をアピールする場として、

絶好のチャンスである。

 

ここでは、通常であれば女らしさや色気を感じさせるようなやり取りが必要だ。

 

各グループで、他の参加者の女たちはそのワインの感想などを言いながら

談笑する。

 

しかし、Kはここでも少し違った。

 

日本のワイン畑とイタリアのワイン畑の土壌の違いについて語り出したのだ。

(目の前にあるワインの評価は無視)

 

知性があることや、勉強熱心であることをアピールしたいのはよく分かるが、

目の前にある状況と飛躍しすぎるのは良くない。

 

この場では、Kは明らかにワイナリーで試飲をしている状況とはあまり

関係ない方向に会話を進めてしまったのである。

 

さらに、彼女は時折、持ってきたウォーターボトルを男たちに見せびらかし、

「ねえ、これ可愛いでしょー♡」と迫る。

(Kの持っていたボトルには、ディズニーキャラクターが書いてあった。)

 

 

男たちは苦笑。

 

20代前半ぐらいまでの女がやる仕草としては可愛い。

 

しかし、30後半にもなる女がやるには、些か幼稚ではなかろうか。

 

「頭も良いし仕事もデキそうだけど、意外と女の子らしいところがあるんだね」

 

彼女の狙っているポジションはココなのだが、

この一連の流れをとらえてみると、どうもその印象は付いていない。

 

 

・頭がいい(記憶力・ワインの知識)

・仕事ができそう(職業柄)

・意外と女らしい(そういうキャラクターものを持っている)

 

 

と、それぞれの要素を満たすナニカはあるのだが、それがどうもハマらない。

 

これらをアピールするための話題が、その場や彼女の雰囲気に削ぐわないからだ。

 

出会いの場では、まずは「異性であること」を意識させるようなアピールを

していくのが定石だ。

 

今回、彼女はそのルールにことごとく反した。

 

女らしさをアピールするにしても、この場合は色気や母性、親しみやすさを

感じさせる必要があるのだ。

 

 

今回彼女が得たのは「ちょっと空気の読めない公認会計士」という印象だった。

 

—————————

 

かくして、Kは自身の強みの打ち出し方を見誤ってきた。

 

そして、こういう婚活女は想像以上に多い。

 

特に、頭の良さや職業スペックの高さなどを強みとして認識している女は、

『女としての』自分の魅力に自信がない。

 

それを補うために、無意識のうちに『学歴』『職歴』などが自分の魅力になる

と思い込んでいる。

(そんなものは、恋愛の初期段階でアドバンテージになりにくいのに)

 

 

ビジネスにおける自分の魅力と、恋愛における自分の魅力は別物である。

 

また、それぞれの魅力には、その『出しどころ』というものが存在する。

 

 

次回は、この『出しどころ』について言及していきたい。

 

 

 

 

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次回は8月25日@横浜


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