恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

グルチャに男がいただけでキレる彼氏に悩む

「自分のことを気に入っている男とグルチャするなんて信じられない」

 

 

Y(25・女)が彼氏のM(29・男)に言われた言葉である。

 

女友達とのLINEのグルチャに男が入ったことで、先日Mが機嫌を損ねたという。

 

その男は、女友達の勤める会社の上司で、Yのことを可愛いがっている。

 

Y「その程度のことで、どうしてそんなに怒るのか、理解ができない。

自分に自信がないんですかね。

 

私自身はオープンな思考(特定の恋人がいるが、自分たち以外の男女とも

親しくすることを容認する考え方)が強いので、どうすれば良いのか

困ってしまいます。でも、こそこそするのは裏切っていそうで嫌だし。」

 

 

筆者「それは、彼にはちゃんと理解してもらった方が良いよね。

彼とは、付き合いは長いの?」

 

 

Y「はい。もう直ぐ付き合って4年になります。」

 

 

筆者「じゃあ、付き合いが短いことが理由ではないよね。

ちなみに、どういう出会い方をしたの?」

 

 

Y「地元にいた時のバイト先の上司だったんです。

その時私は同じバイトの別の人と付き合ってたんですよ。

同棲もしてました。

だけどMからは、『Yは俺と一緒にいる方が絶対いいから、

俺について来い』と言われてて。

 

 ちょうどそのタイミングでMが東京に転勤になってついて来いって

言われたんですね。その強引さに惹かれて、一緒に東京に出てきました。」

 

 

筆者「じゃあそれからは、基本は二人だけで過ごしてきたんだ。」

 

 

Y「はい。」

 

 

筆者「共通の知り合いはいた?」

 

 

Y「女友達が一人だけいます。」

 

 

筆者「男性の知り合いはいない?」

 

 

Y「いません。」



これらの話から、Mがなぜ、グルチャの男に警戒しているのかを紐解いていく。

ポイントは2つある。

 

 

(1)Yと付き合うまでの経緯

 

一言で言うと、Mはバイト先の元彼からYを奪っている。

強引なアプローチにYが応じたため、他の男が同じようにアプローチ

してきたら、Yはその男のところに行ってしまうのではないかと、

不安に感じているのだろう。

 

不倫や略奪愛の末に結ばれたカップルの間でよく聞く話だが、

今回のケースでは、まさに「略奪愛」に該当するのだと思う。

 

 

 

(2)「マニア」的な環境への慣れ

 

二人は上京してからは、ほぼ共通の友達を作っていない。

オフィシャルな場ではともかく、プライベートの世界では、

Mの世界=Yの世界と言っても過言ではない環境で生きてきた。

 

そのため、相手のことは何でも知っている環境にあったし、それが当たり

前だったのである。

 

Mにとっては、二人の世界に他の人間(特に男)が入ってくるということは、

Yの世界が自分一色ではなくなる。

 

自分の知らないYの世界が出来上がるということだ。

 

この事象に対して、

「Yが自分のことを見てくれなくなるのではないか」と不安に感じるのだ。

 

Mのこの傾向は、恋愛タイプを6つに分した恋愛色彩論(John Alan Lee)

の中では「マニア」というタイプに当たる。

 

マニアは、相手の全てを知っていたいと思い、相手には自分のことだけを

見ていてほしい、という性向にある。独占欲が強く、相手への執着が強い。

 

二人は上京して4年。プライベートはほぼ2人だけの世界を生きてきた。

他に相対する相手もいないため、二人の関係はよりマニア的になってきた

のだろう。そしてそれに慣れた。

 

そこに、自分以外の人間が介在することが不安なのだ。

これまで生きてきた自分の世界が変わってしまうようで。

 

Mの話を直接聞いたわけではないが、これまでの状況から推察すると、

以上の状況から、「新しいYの世界の男が、Yを奪ってしまうのでは

ないか」と不安になっているのだろう。

 

Yには、この状況を緩和するために2つの対策を伝えた。

 

 

①彼との間に、共通の「男の」友人を作ること

 

二人の周りには誰もいない今の世界から、交友関係をオープンにしていく

ためには、彼以外の世界があることを認識させ、慣れさせることが必要だ。

 

ただ、急にYが男と2人で遊びに行ってしまうと、嫉妬心や不安から、

Mはますます1:1の世界に固執してしまう恐れがある。

 

 

Yの世界がわかればMは安心するのであれば、共通の異性の友達を

作ることが一番だ。

 

Yが他の男の前でどのような態度をとるのかが目の前で分かる。

人間関係が広がることで、2人の世界も広がる。

 

 

共通の男友達をはじめ、コミュニティを広げていくことで、Mの視点も

広がっていくだろう。

 

これを、相手が無理のない範囲で続けて、

少しずつ徐々に広げていく。

 

ジョジョ作戦を取る。

 

守備範囲が少しずつ広がることで、許容範囲も、彼の視点自体も広がって

いくだろう。

 

 

②愛情表現で安心させる

 

「自分に気持ちがなくなったのかもしれない」

「他の相手に心が移るかもしれない」

自分以外の同性に警戒心を示すのは、こういう不安があるからだ。

だからこそ、言葉や態度で愛情をちゃんと伝えてあげることが必要だ。



マニア気質の彼と、オープン志向の彼女。

 

付き合ってから4年経ってもなお、この嗜好の違いについてはあまり

話しあってはいないという。

 

この先どうなっていくのか、見守っていきたい。

 

 

 

 

 

◆One-Timeデート◆

 

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次回は7月28日@池袋


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