恋愛依存は●性の方がなりやすい!?恋愛依存における男女差。
恋愛依存症と聞いて、どんなものを思い浮かべるだろうか。
・恋人から不条理な仕打ちを受けても別れられない人
・ワンナイトを繰り返してしまう人
・恋人に対して過剰な干渉や束縛をしてしまう人
・浮気がやめられない
・相手が振り向くと飽きてしまい、追いかけている恋ばかりしている
など、思い浮かべればきりがない。
恋愛依存症は対人関係に対する依存で、アルコール依存やドラッグ依存の
ように目に見える統一された症状は表れづらい。
下位概念として、①共依存、②ロマンス依存、③回避依存、④セックス依存
が位置付けられていて、恋愛・ロマンス・恋人・セックスなどが依存の対象となる。
久留米大学の伊福・徳田は、恋愛依存症の精神分析をした研究者メロディーが
提唱している特徴から、恋愛依存症を次のように定義づけている。
「一人でいることやパートナーがいないことに耐えられず、
恋愛関係・親密な友人関係にある異性に
過度に執着・依存しその人のために尽くす、
あるいは見捨てられることを恐れ
自己犠牲的な行動をとっている状態」
恋愛依存症となってしまえば病気だが、ほとんどの人間は程度の差はあれ
恋愛依存の側面を持っている。
伊福らは、恋愛依存を4つの要素に分け、男女でどのような違いがあるのかを
調べている。
福岡県内の大学生・青年期の社会人272名(男115名、女157名)を対象として、
以下のような質問36題に回答してもらった。
質問は「非常に当てはまる」「やや当てはまる」「どちらともいえない」
「あまり当てはまらない」「全く当てはまらない」の5段階で回答する。
また、質問の初めに1名異性を思い浮かべてもらい、その人との関係
(恋人、友人、好きな人など)を記入してもらった。
この調査では、これらの回答結果について、以下の4つの要素がどう関わって
いたかを男女別に分析している。
- 愛情希求
質問1-6の関連が高かった要素。
相手に対し、無条件的な受容や愛情を求める傾向。
- パートナーの心理的支え
質問7-10の関連が高い。
相手の存在によって自身の成長や向上を図ることができる。
- パートナー中心
質問11-14の関連が高い。
自身よりも相手のことを優先させ、相手が中心となる。
- 孤独への怖れ
質問15-19
パートナーとなる相手がいなくなることへの寂しさや一人でいることの不安、
地震への無価値感
ちなみに、恋愛依存には互いに支え合い、ポジティブな相互作用をもたらす
「良い依存」と、自身の安心のために相手をコントロールしようとし、
結果苦しむことになる、「悪い依存」がある。
ここでは、Bは「良い依存」、A,C,D は場合によっては「悪い依存」と
関係する項目になるのだと推察される。
これらの調査から、次のことがわかってきた。
【男女間の比較】
- 女と比べると男の方が、恋愛依存傾向が高い
- Aは女が強い傾向を持ち、B,Cは男の方が傾向が高い。
- 男は、相手がいなくても寂しさや孤独感を感じることが女よりも少なく、一人の時間を大切にしようとする。
しかしパートナーができると、相手を心の支えにしつつも相手の頼みに
自己犠牲的に応えようとする傾向が強い。
- 男は、女に対して「自分だけのものであってほしい」という恋人に対する独占的な依存が見られる
- 女は、恋人と共に行動したり、一緒に過ごすなどの目に見える形での依存的態度・行動が多い
- 女は男と比べて、「常に自分を受け入れ、味方になってほしい」という無条件的な受容や承認を求める傾向が強い
男の方が恋愛依存が強いというのはやや驚きだ。
恋愛依存といっても、男はパートナーそのものに依存し、女は寂しさや
不安に依存するなど、対象や傾向が様々ということは面白い。
恋愛依存については別途、もう少し深掘ってみようと思う。
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