恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

マッチングサービスの基本姿勢はtry&error_出会いの手段とアプローチは、用法・用量を守って正しくお使いください。でないと、出会いの場はすべて無駄になりますよ。

 

今年の頭に2年付き合っていた彼氏と別れたJ(32・女)は、出会いの幅を

広げようとマッチングサービスの利用を始めた。

 

J「友達と一緒に行く飲み会だと、だいたい同じような感じの人が来るん

ですよね。

ちょっと良い企業のサラリーマンとか、お金を持ち始めた若い経営者とか。

 

そういう人も悪くはないんだけど、なんか疲れるというか。

マンセーしないと機嫌悪くなったりするじゃないですか、あの人たちは

まあまあな割合で。

 

だけど、せっかくフリーになったんだから、今まで会ったことのない人と

会ってみたいなと思ったので、登録してみることにしました。」

 

 

付き合うならフィーリングを重視するという彼女は、マッチングして予定が

合った相手とはとりあえず会ってみた。その数は、2ヶ月で5-6名ほど。

 

1回で終わる相手もいれば、2回目・3回目と会う回数を重ねる人もいたが、

その基準は「この人ともっと一緒にいたいかどうか」。

 

そう言っていたJは、あっさりと彼氏を見つけてそのサービスは退会した。

 

お酒が好き、どことなく抜けている感じのある雰囲気に惹かれたというJは、

今の彼氏とは仲良くやっている。

 

今の彼氏と付き合い初めて1ヶ月ほど経った頃だろうか、Jの元にぽん、

とメッセージが届いた。

 

 

 

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マッチングサービスで一度会い、それっきりになっていた男(30・U)である。

とある専門商社のルート営業をしているUとは、普段の生活や、休日や

夜の遊び方が合わないと思い、一度きりのデートで終わっていた相手だ。

 

 

最初のデート以降、何度か誘いはもらっていたが、これ以上会いたいと

いう気になれず、仕事を言い訳に断っていた。

 

しばらくは連絡は特になかったようなのだが、最近こんな連絡が来たようだ。

 

 

少々しつこいアプローチにうんざりしていたJは、彼氏ができたことを

口実にもう断ることにした。

 

 

 

 

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これで、この人とは綺麗に終わらせることができる。

 

そんなことを思いながら、この男のことはすぐに頭から消え去ってしまった。



ところがこのやりとりから約1週間後、Uからまた、連絡が来た。

 

 

 

 

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J「U君とは、大して仲良くないんですよ。

友達としてだったとしても、仲良くしてたら既読スルーもしないし、

仕事を理由にお誘いを断ったりはしない。

一緒にいてあまり面白いと思えなかったから、もう一度会おうと思わな

かったんですよね。

 

ですが、いきなり『彼と上手くいってる?』なんて失礼じゃないですか?

そんなことを話す仲でもないのに。距離感がおかしい。

 

しかも、私の彼氏のこと聞いても、U君にとっては何の意味もないじゃないですか。

だから率直に聞いてみたんですよ。そしたら、こんな風に返ってきました。」



 

 

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J「今の彼は普通の会社員ですが、面倒だから、そういう人と付き合ってる

ことにしちゃいました笑

仮に君がどっかの社長とか年収2000万あるような人だったとしても、

君が彼氏になることはないよって感じですけどね。

 

スペックで自分の価値と女を判断してくるのも腹立たしい。

またいつか、は一生来ないですね。

友達にもなれないです、女の子がなびかない理由をスペックのせい

にするような人は。

 

それに、一度スルーされたらそこは察してよって思いますね笑

もともとサイトなんだから、他にもいるだろうって。」



Jもなかなか手厳しい。

しかし一方で、彼女の言うことには一理ある。

 

  1. マッチングサービスを出会いの場として使う場合、手応えを感じなければさっさと手を引き次に行くべきだ。

 

Uにも、同時にアプローチしている相手はいるだろうが、

既読スルーされたり、なんども誘いを断られている相手に神経を使うのは

甚だ効率が悪い。

 

数の少ない質の良い相手に会って行くよりも、

ある一定の基準(これは自分で決める)をクリアした人とたくさん会って

行く方が、マッチングサイトは正しい使い方だと思う。

 

プロフィールに書いてあることは本当だとは言い切れないし

(女は体型と写真で、男は年収と身長で盛る)、プロフィールに期待して行って、

自分のイメージと違う相手が出てきた時のガッカリ感は筆舌に尽くしがたい。

 

また、素性の知らない相手にハマって精神的に疲労することもあるだろう。

 

 

最初から、そういうことも折込済みで活用するのと、失敗を想定せずに

使うのでは気の持ちようが全然違うのである。

 

自らの精神衛生状態を良好に保っておくためにも、マッチングサービス

で出会った相手には深入りしすぎないほうが良い。

 

ダメなら次!ぐらいの気持ちが丁度良い。



  1. 一度飲んだだけで、仲良くなったと思ってはいけない

 

今回、UはJに対していきなり突っ込んだことを聞いている。

心理的な距離感が近くなる前に、いきなり「彼氏とうまくいってる?」

と言われたら、Jでなくても訝しむだろう。

 

ましてや、今回の文面については「そのうちうまくいかなくなりそう」的な

言外の意図が見え隠れする。

付き合い始めて日が浅いJにとっては不快な文章だっただろう。

 

 

Uが思う以上に、JはUのことを「どうでも良い」と思っていた。

しかし、この一件でJはUのことを「あまり関わりたくない人」

と格付けしてしまった。

 

それを理解した上でチャンスを窺うのであれば、相手の温度感は冷静に、

客観的に判断したほうが良い。

 

仮に長期戦略で行くのだとしても、そういった「付かず離れず」

のポジションを維持しておくのが今回は正解だったのでは。

 

攻勢に転ずるのは、Jからのポジティブな言葉を聞いてからで良い

(もし今後チャンスがあったら、、の話だが)

 

でなければ、ただただ気持ち悪いと、女は思うわけである。



  1. 相手も自分もスペックで判断する人は、同等レベル以下のスペックを持つライバルにも負ける。

 

例えばUの年収が600万円だったとする。

2000万円と比べると見劣りはするが、十分に勝負の土台に乗る経済力である。

 

一緒にいてつまらなかったり疲れたりする2000万円よりも、楽しく過ごせる

600万円と一緒にいたいと思う女は多い。

でも、2000万と比べて負けると思っている男は、500万の相手にも負ける。

 

スペックのせいにして、それ以外の魅力を上げる工夫をしないからだ。

わかりやすい例をとると、ジェントルさやホスピタリティ、会話をもりあげる

スキルだとか、女が喜ぶスパイスなど。

 

相手の戦闘力をスペックで判断し、目に見えるスペック外の魅力には

目を向けず、精進せず。

 

こういった男(女)に、誰が魅力を感じるだろうか。

 

Uの場合は、「スペックが高い男が好きな女」とJを勝手に位置付け、

「自分には無理だ」とした。

Jはそういうところで男を見ていなかったのだが。

 

そういう姿勢こそが、チャンスをモノにできない理由なのではないか。



説教くさく、やや厳しめの所見を述べたが、出会いの手段とアプローチ手法は、

効果的に、効率的に行っていかないと意味がないのである。

 

でなければ、すべての出会いの場は無駄になる。

 

 

 

 

◆One-Timeデート◆

 

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初めましての二人が「彼氏」「彼女」という設定で街を巡るデートイベント♡

 

次回は6月23日@渋谷


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