恋愛ウォッチャーが男女関係の固定概念をぶち壊すブログ

累計で1500回の合コンを開催してきた恋愛ウォッチャー。 幾多の男女のマッチングを経験してきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

「モテる系モテない男」ってどういう男?あなたがやっている「モテるための努力」は、本当に正しいのか。ブオトコチェックリスト。

 

今も昔も、努力の方向を間違えた「モテる系モテない男」というのは

いるらしい。


江戸時代の明和初期に登場した洒落本『遊子方言』は、モテ男ぶった男

「半可通」(ツウぶった人という意味らしい)が人柄の良い若い男を

吉原に連れて行き、「野暮」と「粋」の違いを対比しつつ吉原の

風物を紹介するものだ。


全編が会話調の芝居風で、モテない客の野暮を笑うというスタイルの話だ。

この話の案内役でもあり、笑われ役でもあるのが、モテ男ぶっている

「半可通」だ。


今風に言うと、「自分はおしゃれでまあまあモテる男」だと勘違いしている

大人の男、と言う感じなのかもしれない。

ここでは、モテ男ぶった「半可通」が

「吉原を歩くには着流しでいなければならない」とか

「黒仕立ての着物が良い」とか

「髪は上げて額を見せろ」など、とやかくいう。

が、この「半可通」は結局のところ「粋」ぶっているだけで、

実際のところは「野暮」なのである。

 

自分で「野暮」だということに気づかずに、「粋」ぶっているところが、

読者の笑いを誘うのだろう。


この手の勘違い男は現代にも存在する。

例えば、ファッションの話をすれば、ある有名ブランドショップが

どれだけ自分と仲が良いかを自慢する。

 

他人の見た目についてはダメ出しをしてモテ方を指南しようとする。

服装に限らず、どこそこのレストランを知らないとダメだとか、

「この街(代官山とか、表参道とか、恵比寿だったりする)は

俺の庭みたいなものだ」とか言って、聞きたくもないうんちくを

語り出したりするのだ。


この男たちは、なぜ「勘違い系」と言われてしまうのだろうか。

これに対する解を示してくれるのは、橋本治の『美男へのレッスン』

(1994年、中央公論社)だ。


非モテ」「勘違い」と言う言葉ではなく「ブオトコ」と言う表現が

使われているが、「ブオトコ」の定義を明確にしている。


同書の中の「ブオトコ論」では、その冒頭に「ブオトコ・チェック」

が載っている。


以下の項目の1つでも当てはまれば、「ブオトコ」だそうである。


A. ある時から母親が視線を合わせてくれなくなった
B. 女が「友達以上の関係」にしてくれない
C. 自分の付き合っている女がどうも下品だ
D. 目つきが悪い
E. いくら身だしなみを整えてもモテない
F. 着るものの趣味がコロコロ変わる
G. 人に会うのがまったく苦にならない
H. 自分がゲイかもしれないと言う可能性だけは絶対に認めない
I. 服を着るのがメンドーだ
J. 自分は人並み以上の人間だと思っている

 


橋本治が考える「ブオトコ」とは、

自分の顔を客観的に判断できずに「美男」のまねをしている人のことだ。
「無反省かつ自分に対する絶対的な肯定感を持っている人」が

「ブオトコ」なのだ。


これらの項目について、橋本は補足の説明を入れているが、

鈴木由香里が『モテの構造』(2008年、平凡社新書)でわかりやすく

書いているので、こちらを引用したい。


Eの「いくら身だしなみを整えてもモテない」と言う項目について、

異論のある人も多いかもしれない。

身だしなみ以上のことができないならば、ブオトコというのは

酷いのではないかと考える人は多いはずだ。


橋本治は容赦なく、身だしなみを整えればいいというのは、

美男だけにあてはまることだ、と言い放つ。


美男以外の人は、身だしなみを整えてただけじゃ足りないので、

オシャレをしなくてはならないのだという。

自分に適したおしゃれをするためには、「自分の顔」と

つき合わなければならず、高価なファッションに身を包んで

いたとしても、それが「自分の顔」に適したものでなければ

「ブオトコ」になってしまうということなのである。

 

 





Hの「自分がゲイかもしれないという可能性だけは絶対に認めない」

ということは、多少の説明が必要であろう。


橋本治曰く、「美男というものは、人に自分を愛させるように

できています。

そういう体質=外見を持っているのが美男です。

世の中、人間同士に愛情がなければうまくいかない。

そして、人類の社会は基本的に「男社会」だったのだから、

世の中、「男同士で愛し合う」ということがなかったら、

うまくなんか行きっこない。そういう前提があるんだから、

当然のことながら、美男が美男であることの中には、

「男に愛されるため」という目的は、ちゃんと隠されている」

(一八六頁)


この説明からすると、「男社会」つまりホモソーシャル

関係の中の男性が他の男性にどう見られるかということを

意識しないと「ブオトコ」になるということらしい。

 




社会の中で男であっても他人の目を意識するということは、男性から愛される

可能性もあることを認識しているということ。

 

つまり、客観的なのだ。

さらに、鈴木由香里は「女性誌のように「同性モテ」という言葉見られないが、

男性誌でも「同性に嫌われる男」については語られるようになってきている。」

という。

鈴木が紹介しているSPA!の記事によれば、押し付けがましく集団行動を強制

する体育会系やいきなり距離を縮めてくるような行動は忌避されるが、

整形やエステ、オシャレなど、サラリーマン社会の中でいわゆる女性的と

されていた美容行動については、男同士の中でも寛容だそうだ。



橋本治は「ブオトコ」という言葉で表現したが、これはまさに

「自分はモテると思っているモテない男」のことを言っている。

モテる系モテない男とは、自分がモテると勘違いしている男。
つまり、空気が読めず、客観的に自分を知らないくせに、自分の考えを

押し付けるようなタイプのことを言うのだ。


そういえば、高校の時に「根拠のない自信を持っている男がモテる」

と豪語していた先輩がいたが、確かに彼は「モテる系モテない男」だった。

 


胸元を開け、香水をこれでもかと言うくらいふりかけ、少し長めの髪を

ヘアバンドで書き上げている男。


彼は自分を「モテる」と言っていたが、彼を知る女子が「キモい」と評するのは、

その彼を知らなくても想像に難くないだろう。

 

 

 

 

 

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