結婚に求めるものによって、形が変わってもいいじゃない?現代の多様な結婚形態①ー圏外婚
恋愛関係や婚活に関する悩みを聞いていると、結婚をすることがゴールに
なっている人が少なからずいる。
結婚をした上でどういう生き方をしたいのか、どうなっていたいのかが
分からず、「とりあえず子供も欲しいし結婚をしたい」という人。
中には、将来的な孤独や経済的な不安感から結婚をしたいという人もいる。
(安心・安定を手に入れることがゴール= 結婚なのだろう)
結婚をゴールではなく、自分らしく生きるための手段やプロセスとして
捉えてみると、結婚のあり方そのものはとても多様なものに見えてくる。
だから、自分のライフスタイルや目標に合った結婚方法をす選ぶ、
と言うのも1つの手なのではないかと思う。
「草食系」の産みの親、マーケターの牛窪恵氏は、
その著書『恋愛しない若者たち』内で様々な形の結婚携帯を紹介している。
前からあったよね、から今こんなものもあるのね。
と言うものまでを、以下に簡単に紹介していきたい。
【圏外婚】
圏外婚とは、今までは「結婚相手としてはないよね」と言われていた
相手との結婚スタイルだ。
大きく分けると、①年の差婚②グローバル婚(国際結婚とも言う)③逆転婚。
一昔前までは少数派だったのが、ここ近年で数を増やしていると言う。
圏外婚を選択しやすいのは、女の場合だと同世代が結婚して焦る
アラサー世代と、出産リミットが迫ってきているアラフォー世代。
一方、男では、仕事よりも料理や家事が好きだったり、
「家庭」に憧れが強いと「早く結婚したい」と言う思いから、圏外婚に
向かいやすくなるそうだ。
牛窪氏によると、「結婚相手としてはないよね」と一般に思われてきた層で、
ターゲットとしては先進的だから、競合が少ない。
ブルーオーシャンなのだと言う。
また、それゆえに命中率が高く、スピーディーに出会いから結婚まで
漕ぎ着けることができる。
圏外婚のそれぞれについては、牛窪氏はこのように述べる。
①年の差婚
2009年アルパ社の調査では、夫が11-15歳年上のカップルが、
それまでの5年間と比べて13%から38%に増えたと言う結果が出ている。
また、離婚数が増え、独身市場に条件の良い男たちが大量に戻ってきた。
将来の夫の介護までを現実的に考えながらも、妻の多くは年上夫との
結婚のメリットを次のように考えている。
- 穏やかで包容力があり、頼りになる
- 知識や経験に基づいて行動できる
- 安定した地位や収入がある
そして、年上夫との結婚のもう1つのメリットは、
「人生設計が立てやすいこと」なのかもしれない。
知人のR(34)は10歳上の夫と結婚した1児の母だ。
もともと子供はいらないと考えていたが、
「夫の年齢を考えたら早く産まなきゃ」と子作りへの覚悟が決まったと言う。
女の人生にとっては、やはりこれだけは予測不能。
夫の年齢や子育てリミット、寿命を考えると、出産を含めた
ライフプランが立てやすくなるらしい。
また、最近では妻が年上というケースも増えている。
厚労省の調査では、妻が年上の初婚夫婦は4組に1組いる(24%)という。
さらにいうと、妻が4歳以上年上の割合は7%。
ちなみに、同じ年婚は約5組に1人なので、それよりも多い。
確かに、筆者の周りでも妻33歳夫21歳というケースや、
妻80歳夫30歳 (!)という超年の差婚も見られる。
年上妻に対して年下夫が感じるメリットは、先に挙げた年下妻の
ものとあまり変わらない。年下夫に対して年上妻が感じるメリットは次の通り。
- 柔軟で、女性(年上)の自分を素直に認めてくれる
- 素直な癒し系で「下から目線」
- まぶしい若さと輝きがあり、自分も若返れる
先ほど紹介した年の差50歳のカップルは、
夫が夜の仕事だ(風俗系ではなく、飲食)。
80歳の妻は、午前2時を過ぎても夫が帰ってこないと、
心配して店まで迎えに来るという。
「浮気をしているんじゃないかって心配なの」
夫の浮気を疑う、1人の女なのである。
そして、その姿を見て夫は「かわいい」と言う。
牛窪氏の調査によると、10歳以上年の離れた相手との結婚を
どう思うかを聞いたところ、20代では男30%、女40%が
「アリ。実践したい」と回答。
「なしだと思う」は、男は20%弱、女は10%弱しかなかったと言う。
②グローバル婚
1965年では、グローバル婚は年間5000組弱、230組に1組しかいなかった。
しかしその後徐々に増え始め、現在は約21000組と増えている。
厳格化した影響で、2006年の4.5万組をピークに右肩下がり傾向にあるが、
おそらく日本人夫とフィリピン人
妻の婚姻件数が大きく減少したことに起因するだろう。
日本人妻と外国人夫のグローバル婚は、2007年以降もほとんど
件数は変わらない。
グローバル婚を果たした男女は、結婚のメリットを次のように言う。
- (外国人の異性は)決断や行動に移すまでが早い
- 男女平等が浸透しているので、家事や家計がシェアしやすい
- アフター5や休日、よかや人生を楽しむ空気がある
ちなみに、日本でのグローバル婚はどんな人たちと結婚することが
多いのだろう。
男の場合は、対アジア人妻が圧倒的多い。中国、フィリピン、
韓国・朝鮮、タイの合計が85%を占める。
一方で女の方も、意外とアジア人が多い。1位が韓国・朝鮮(28%)、
2位がアメリカ、3位が中国(12%)。
アメリカ、イギリス、ブラジルなどの欧米3国との結婚は29%と、意外と少ない。
こちらも、20代未婚者に聞いてみたところ、「アリ。実践してみたい」
と答えた女は36%、男でも10%を上回った。
③逆転婚、格差婚
男より女の方が収入が高い「格差婚」。日本ではネガティブな
イメージもあるようだが、海外では当たり前になっているようだ。
アメリカでは、妻の4割が夫より高収入だと言う。
1.6万人いたのに対し,2005年では2.1万人、2010年は6万人と増加の
一途をたどっている。
30歳未満の男女の平均実収入が約25万円で男女ほぼ同額。
可処分所得では、女の方が若干男よりも高いことが、
総務省の調査でもわかっている。
「男が一家の大黒柱たれ」と言う考え方にこだわらず、どちらが
上でもどちらでも良いと考えてる男女にとっては、格差婚や逆転婚は、
実は居心地が良いものなのかもしれない。
今回は、多様な結婚形態として、【圏外婚】を紹介した。
次回は、もう1つのトレンド【コスパ婚】についてみていきたい。
【1週間限定!!】
無料で「G.Wに使える!!~青山デートスポット集~」をプレゼント♪
欲しい方は下のURLをクリックしてください♪
http://bit.ly/2m5jVPa
-----------------------------------------------------------------------------------
◆One-Timeデート◆
初めましての二人が「彼氏」「彼女」という設定で街を巡るデートイベント♡
次回は4月28日@中野
詳細ご希望の方は、以下のLINEアカウントの友達登録をお願いします。
https://line.me/R/ti/p/%40usn5554b