未婚男女の恋人のいる率は約30%というのは、本当に問題なのか。 この数値が低いと言われている根拠は何?
ソロモンプロジェクト(ソロの男女を研究する博報堂を主体としたプロジェクト)
のリーダーである、荒川和久氏が,3月9日にこんな記事を出した。
『恋愛強者3割の法則。50代上司も20代新入社員も草仲間。』
https://comemo.io/entries/5975
話の概略はこう。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、彼氏・彼女または婚約者のいない
独身者の割合は、男は約20-30%の間を行き来している。
大きなトレンドとしては、凡そ35年前から大きな変化はない。
ところが、ちょっと年上のおじさんたちは最近の草食男子たちを見て、
過去に自分が持てたというエビデンスを出さないのを良いことに、
「今時の若い者はなってない」などと宣う。
でも、あなたたちも昔はそうだったでしょ?
という主旨の記事だ。
上記は、その記事の中で荒川氏が作成した図。
1987年から2005年に至るまでの数値の上昇は、1986年の男女雇用機会均等法施行
による女の社会進出、バブル前後に流行したトレンディドラマ(都会に生きる
男女の恋愛模様やトレンドを追った現代ドラマ)の流行、「恋愛結婚」の流行
などによるものではなかろうかと推測できる。
これを見る限りでは婚約者・恋人のいる男女がいる男女が激減したというのは
言い難い。
なぜ、「恋人のいる男女が激減した」と煽るのだろうか。
荒川氏は、マスコミらが出すデータは「交際」の定義が違う、と言っている。
これらのデータには、「異性の友人」も含まれているため、過去の交際データは
高い数値(6-7割)で出るとのこと。
更にもう少し調べて見ると、問題はデータの定義だけではなく我々の「恋人が
いる人のイメージ」にも関係しているのではないか、ということがわかってきた。
少し古いデータではあるが、心理学者の若尾良徳、勝谷紀子らは、2003年の日本
心理学会大会で『実際に恋人がいる人の割合と推測との比較』を発表している。
当時の18~24歳(主に大学生)を対象にしているデータだが、上記の恋人がいる
率と同様に推移すると仮定すると、大きな差異はなさそうだ。
対象者に対して、「自分と同年齢の独身者にどの程度恋人がいると思うか」という
質問を投げかけている。
このデータによると、実際は31.5%の人しか恋人がいないが、推測では2人に1人
には恋人がいると考えられていることが分かる。現実の割合とは大きな開きがある。
ついでにもう1つ。
荒川氏は、童貞率の変遷も追ってきている。
こちらも長期的に見ると、大きな変化は見られない。
童貞が増えたとは言われたとは言われているものの、これはかなり短期的な
トレンドだ。
(余談だがTENGAが最初に発売されたのは2005年。ここに因果関係があるのか
どうかは、別途検証したい。)
自分が思っている以上に、周りも彼氏彼女がいないのだ。
「周りの友達にはみんな彼氏がいる」とか、「自分だけ交際経験がない」という
のは、実はそんなに気にすることではないのかもしれない。
恋人は欲しいと思った時に探せば良いし、結婚は無理にするものでもない。
みんなも意外と同じだと考えられたら、色々と気楽になるんじゃないかと思う。
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