好きなタイプはブレたらいけないの?好み/苦手なタイプはコントロールできるのか。
就職活動の初期段階で行う「自己分析」。
自分どんな人間なのか。
どんな価値観で生きてきて、将来何をしたいのかを分析して考える。
働いた経験がない学生に「仕事の軸とは何か」を問う。
その軸は、ブレてはいけない。
そんなルールはないのに、多くの人はそんなふうに思っている。
(採用する側からすれば、相手が『ブレない軸』を持っていた方が、
合否の判定をしやすいというのはあるのかもしれないが)
この「軸」は就職だけではなく、恋愛や結婚にも存在する。
どんな生き方をしたいのか、どんな恋愛をしたいかによって、
その相手も変わってくるのだろう。
女子大生M(21・女)からこんな相談を受けた。
「最近、好きなタイプがブレている気がするんです…
以前は、ゴリラみたいなタイプの人が好きだったんですけど、
最近気になっている男の子は全然違うタイプ。
性格も、スポーツマン系の爽やかなタイプが好きだったのに、
今は頭が良くて、知的なタイプの人に惹かれたり。
なんかブレているのって良くないなと思うのですが、
これってどうなんですかね?」
この相談に対して、筆者なりの見解を述べていきたい。
20代前半の「好きなタイプがブレる」と言うのは、
全然悪いことではない。
今まで目を向けていなかった他の魅力がわかるようになってきたと言うことなのだから、
むしろ望ましいことなのではないかと思う。
就職活動の開始から、社会人1-2年目ぐらいまでは、
今までとは違った社会との接点が生まれ、
それまでに付き合ってきた人間たちとは異なる性質・ジャンルの人たちとの接触が増える。
だから、これまで知らなかったタイプの異性の魅力に気づくのだ。
つまり、好きなタイプが「ブレている」のではなく、「増えている」と言うこと。
そもそも、好きなタイプに『軸』などは存在しない。
その時々によって、好きなタイプがどこに依っているのかが異なるに過ぎない。
今まではショートケーキしか知らなかったのが、サヴァランやカヌレの魅力を知り、
好きなケーキの種類が増えた、と言うのと同じことである。
ショートケーキも好きだけど、今はカヌレにハマってる…のような。
ストライクゾーンが広くなるのは良いことだ。
or検索でいろんな異性と出会うと、
人それぞれの様々な魅力を知ることができ、人としての見聞も広がっていくのではない
か。
一方、苦手なタイプについてはどうか。
苦手なタイプには、大きく分けて2つのタイプが存在する。
生理的に無理タイプ
→本能的に受け付けない状態。遺伝子レベルで対象を拒否。
「理由はないけどなんか嫌い」の状態だ。
この「生理的に無理」は、感情ではないので、自分で制御できない。
外見や匂い、仕草などのノンバーバルな部分で出やすい。
嫌いタイプ
→このタイプの「苦手」は、感情を伴う。「苦手」に理由がある状態だ。
嫌いタイプの「苦手」は、過去の恋愛経験や異性(男女の関係以外も含む)との関係、
対象の世間の評価などに起因することが多い。
例えば、ひどい別れ方をした元カレに顔が似ているからキライだとか、
人のことを見下す発言をする、だとか、自慢話が多い、だとか。
1の苦手はコントロールできないが、2の方はコントロールできそうだ。
それぞれを比較してみると、1は遺伝子的に、本能的に無理という相手のみを苦手の対象としているため、後天的にその要素が増えることは考えにくい。
しかし、2は経験や環境によりいくらでも増やせる。
苦手なタイプが好みのタイプと異なるのは、
イイと思う相手を抽出するときの除外条件が、and条件になりがちなところ。
NG条件を重ねたら、NG項目のない異性と会うことの方が大変そうである。
「嫌い」の苦手タイプを減らすには、自分自身の受け皿を大きくするしかない。
できれば、若い頃に色んな人と会って、色んな人付き合いの方法を身に付けるのが良い。
女子大生と話したせいか、老婆心が顔を出したようだ。
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