「絶対にバレる」という男の本音とは

「結婚したくない。彼氏も要らない。でも、セフレは必要。」

こう語るのはK(32・女)だ。

彼女にはセフレがいる。

あまり大きな声では言うことでもないが、そのセフレは既婚者だ。

最近、その彼女にこんな相談をされた。

「私、彼に対して恋愛感情とかないんですよ。

ただヤレればいいっていうか。

月に1回ぐらいご飯行ってホテル行って。

しかも朝まで一緒にいるわけじゃないんです。

2人とも終電で帰るし。

それなのに彼は、『こんなこと絶対にバレる』とか言ってるんですよね。

バレるはずないだろ、みたいに思うんですけど。」

彼は、なぜそんなことを言ったのか。

婚外セックスがバレないという保証はない。

しかし、バレにくいということはあるかもしれない。

その彼について詳しく聞いてみると、

・キャバクラ通いで女の子からの営業メールがよく来る。

・東京にある支社と地方の本社を行き来しているため、週の半分は自宅に帰らない。

・その上会食が多く、帰宅も遅い。

・SNS上では、Kとは「ご飯行こう」の会話しかしておらず、削除もできる。

（しかも、このSNS自体が嫁にバレづらいものらしい）

とのこと。

ここで注意が必要なのは、男と女の「バレる」の意味が違うということだ。

既婚男と非婚女の婚外セックスにおける「バレる」とは、

男→婚外セックスをしている行為そのものがバレる
女→相手の男の「婚外セックスの相手」を自分だと特定される

と、意味が全然違って来る。

この状況から推察すると、彼の浮気がバレることはあるかもしれないが、
誰かは特定しづらいだろう。

誰と浮気をしているかわからない、という意味では、
女目線でいうと、妻に糾弾されて彼が吐かない限りはバレない。

「妻に問い詰められたら白状してしまうかもしれない。

                                 けど、僕は事前に言ったよね。『絶対バレるって』」

彼は、「絶対バレる」と言うことによって、相手が誰かを白状してしまった後のリスクヘッジをしているのだ。

バレた時に「だから言ったじゃん、絶対バレるって。」と言いたいのだ。

浮気などの外での遊びは、意外なルートでバレることがある。

浮気相手の女と一緒に繁華街を歩いている時に、妻の友人に目撃されてバレた、

とう男もいる。

また、こんなケースもある。

妻に隠れて合コンを開いたり、女友達と食事に行っていた男、P(32)。

もともと遊び人だったPの妻はなかなかに厳しく、異性と食事に行くことも禁じていたと言う。

ある女友達（Aとしておく）と食事に行った時、Pは「取引先の男性と飲みに行く」と嘘をついて家を出た。

翌日、AがPとの共通の友人（男）と偶然カフェで会った際に、
Pに対して「Aちゃんと会ったよ。昨日飲んだんだって？」とメッセージを送った。

そのメッセージを妻が見て修羅場になったと言う。

Aの連絡先を割り出し、直接Aと話をする妻。

Aとはそういう関係ではなかったため、なんとかその場は収まったそうだが、

こんなイレギュラーケースもあるので、注意も必要だ。

特に、こう言う時の女の勘や探偵力はすごい。

男の「絶対にバレる」は、
妻に相手の女を特定させてしまった場合の、浮気相手への言い訳として使われる可能性が高い。

責任は、1人で取るよりも2人で取る方が心理的に楽だからだ。

彼はこう言うだろう。

「僕は言ったよね、『バレる』って。
でも、そのリスクを承知で僕と会っていたんでしょう？」

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