恋愛ウォッチャーが現場で見てきた恋愛模様から、『うまくいく恋』を分析するブログ

これまでに5,000組以上のマッチングをしてきた経験を持つ恋愛ウォッチャーのあんりさ。 幾多の男女の出会いを間近で見てきた筆者が、イマドキ男女の生態の違いや恋愛事情をお届け。

恋愛で幸せになれるか診断

 

最近、マーケティング理論として現場でも活用されている

「マキシマイザー理論」。

 

アメリカのシュワルツ博士が発表したものだ。

 

人間は、常に「最高」の選択を求める「マキシマイザー」と、

「ほどほどに」の選択で満足する「サティスファイザー」の二種類に

分かれる、という理論である。

 

この理論では、マキシマイザーはサティスファイザーよりも、

幸福度が低いらしい。

 

シュワルツは、この理論は恋愛にも応用できるとしていた。

 

 

そこで、法政大学の越智教授が作ったのが「恋愛マキシマイザー尺度」。

 

恋愛において、「最高」を追求するのか、「ほどほど」で満足できるのか

を測定できる尺度を作った。

 

また、これに、「選んだ選択に対して後悔しやすいか、しづらいか」、

という尺度を合わせた。この尺度は、別れやすさ、浮気のしやすさ、

恋人選択の基準などがわかるそうだ。

 

これに対する質問は以下の通りだ。

 

 

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それぞれの点数により、自分が下記のポートフォリオのどこに位置する

がわかる。

 

 

 

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マキシマイザー型:1-5の合計点男28点・女30点以上、6-10の合計点

男女共30点以上。

 

常に理想を求める傾向にある。

「最高の恋人を得た」と思っても、もっと良い相手がいるかもしれないと、

より良い相手を探し続ける。「今の恋人ではなく、あの人を選べばよかった」

という後悔をしやすい。浮気をしやすく、良いと思った相手がいたらすぐに

乗り換える。付き合うかどうかの基準は「他の異性よりも魅力的かどうか」。

 

いつまでたっても相手に満足できないため、恋人と付き合った時の幸福度が

あまり高くはない。点数は、男女により微妙に異なる。

 

サティスファイザー型:1-5の合計点男27点・女29点以下、6-10の合計点男女共

           29点以下。

 

現状満足型。現在の恋人が最も良い恋人と考え、自分の選択に後悔をしないため、

恋愛に関する幸福度が高い。

楽観的な性格を持つ人が多く、「まいっか」で済ませることができるため、

精神的にも安定している。結婚に向いているのもこのタイプ。

 

 

ハンター型:1-5点の合計点男28点・女30点以上、6-10の合計点男女共29点以下。

 

今の恋人を選択したことに後悔はしないが、より良い相手は求めたい、

というタイプ。

浮気をしやすいが、一夜限りのカジュアルな恋愛などが多い。

短期配偶戦略(異性との短期的な付き合いをゴールとする戦略)型の恋愛を

する人が多く、長続きしない。

同時進行的に複数の異性と関係を持つことができる。

 

 

うつ想起型:1-5点の合計点男27点・女29点以下、6-10の合計点男女共30点以上。

 

自分に自信がないため、自分の選択にも自信がない。付き合ったあとに、

「やはり付き合わなければよかった」と後悔をするタイプ。

現状に満足している訳ではないが、自分で行動をして現状を変えようとは

思わないので、フラストレーションがたまりやすい。

ストレスがかかるため、他の3タイプと比べてうつの発症リスクが高い。

サティスファイザーは長期配偶戦略(特定の異性と長期的な関係を結ぼう

とする戦略)を取るので、結婚に向いていると言われている。

結婚や、パートナーとの安定した関係を望むのであれば、サティスファイザー

よりの考え方をした方が良さそうだ。

 

◆One-Timeデート◆

 

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日本恋愛紀行「これが島のやり口だ!」転勤マンが語る、嫁さんの見つけ方

先日、早めの夏休みということで島に遊びに行った。

沖縄本島から約5時間の船旅だ。

 

島を散歩している時に、地元のスーパーで働くおじさんに話しかけられた。

スーパーが人手不足で、島に来る観光客に2-3ヶ月働かないかとスカウトを

しているそう。

 

 

会話の流れでその日の晩にこの島でできた友人と飲みに行くという話を

した時に、おじさんはこんなことを言っていた。

 

「この島の男たちは、誰にでも酒を勧めるんだ。

で、旅行に来てる女の子たちと仲良くなるんだよ。

 

あいつらもあわよくばっていう気持ちがあるから。仲良くなって、そのうち

こっちに移ってきてもらいたい、みたいなね。

 

この島は昔からずっとそうよ。」

 

 

そんな話を聞いた後に、この島に住むI(30・男)は、先日千葉に住んでいる

彼女を島に呼び寄せて、今は一緒に住んでいるという話を聞いた。

 

 

あのおじさんの言った通りだ。

 

 

半年前にIの彼女の話を聞いた時には、彼女とは遠距離恋愛中だったはずだから、

まあまあ早い展開だ。

 

 

那覇に戻った日の夜は、本島に住む友人K(32・男)とS(35・男)と飲んだ。

 

彼らは、東京から沖縄に転勤で来ている。

 

ひとしきり島の話題で盛り上がり、最近彼女はできたのかと聞いてみる。

 

 

S「僕らはずっとこの島にいるわけじゃないから、彼女とかは作りづらい。

変に作って土着するのもちょっとって思うし。帰れなくなる笑」

 

 

筆者「観光客とかいるじゃん。仲良くなれそうじゃない?」

 

 

K「いや、実際観光客と仲良くなることなんてほとんどないよ」

 

 

筆者「そうなの?」

 

 

K「離島は行けると思うけど、那覇は無理。

サーファーやボディーボーダーの女の子たちだったらありうるんだけど、

そういう子たちは那覇で遊ばずに直接離島に行くんだよ。

 

この辺にいる子たちは、そういうタイプじゃない」

 

 

S「わかる。なんか冷静なんだよな」

 

 

筆者「私の行った島では、観光客の女の子と仲良くなったりしてるけど」

 

 

そう言って、島で聞いた恋愛話を話す。

 

 

K「それが島のやり口。

 

旅行にきた女の子と仲良くなるでしょ?

そうすると、女の子が何度もその島に遊びに来るようになって、

そのうち住んじゃうの笑

 

で、住んだら結婚する、みたいな。

 

しかもこのやり口は日本だけじゃないんだよ」

 

 

サーファーでもあるKは、このあたりの事情は詳しい。

 

 

K「例えば、インドネシアの島があるでしょ?バリとか。

 

あっちの男ってかっこいいのよ。ホリも深いし、サーフィンやってる

やつは体もバキバキでかっこいい。

 

あの辺は女の子のサーファーとかボディボーダーがひとり旅に来るんだけど、

あっちだとスタイルの良いイケメンが昼間はガイドしてくれて、

夜は食事や酒にも付き合ってくれる。

ひとり旅できた女の子だったら、楽しいでしょ。

 

彼氏になると、女の子はその島に通うようになるんだけど、

いよいよ結婚となると、男の方は家を買うための資金を貯めるために

出稼ぎに出るらしい。

 

今度は彼氏の方が日本にやってきて、1-2年働いてお金をためてから、

女の子を連れて島に帰る。

日本とインドネシアだと物価が10倍ぐらい違うから、結構良い家を

買えるそうなんだよ。

 

日本でも海外でも、島のやり口はほぼ同じ。」

 

 

筆者「観光客同士で仲良くなる、みたいのもありそうだよね」

 

 

K「僕の友人でしょっちゅう一人でサイパンに行っている奴がいるけど、

向こうでナンパするとすぐ釣れるらしい笑

 

そいつもまあイケメンなんだけど、女の子のグループに声かけると、

向こうもテンション上がってるからホイホイって引っかかるって言ってたわ。

 

結構美味しい思いもしているらしく、味をしめてサイパンに通ってる。」

 

 

S「でも、そういう子たちは那覇には来ない笑」

 

 

K「石垣島とか宮古島に住んでたら、僕たちも彼女とかすぐできてたと思うわ笑」

 

 

 

 

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ちょっと笑える!マッチングアプリで顔を見せない男と女子大生の「浮気」の認識論争

※長文です。スクロール腱鞘炎になるかもしれません。

 

福岡で取材をした女子大生B(22)には、特定の彼氏がいない。

 

最近は、もっぱらマッチングアプリでマッチングした人とのデートで、

新しい出会いを作っているという。

 

 

最近オンエアされた「アプリで恋して何が悪い」というドラマに影響され、

試しにやってみようと始めたようだ。

 

B「私も3ヶ月ぐらい彼氏いないので、そろそろ淋しいなと思って始めて

みたんですよ。ドラマ見ながらついでタップルやる、みたいな笑

 

アプリの出会いなので、出会いそのものにはあまり期待はしていませんが、

面白いのに当たったら、それはそれでネタになるかなって思ってます笑」

 

 

筆者「最近は何か面白いのあった?」

 

 

そう訊ねると、彼女は最近やり取りを始めた男とLINEで喧嘩をした

という話を教えてくれた。

 

 

相手の男は、29歳の銀行員。

 

自身の顔がわかるプロフィール写真は載せずに、サムネイルに愛車の

レクサスを載せているようだ。

 

 

プロフィールには、

 

 

「レクサス載ってます」

 

 

そのため、Bはその男のあだ名を「レクサス」と名付けている。

 

 

マッチングしてから、まずはLINEを交換した二人。

 

 

その後、二人で会う約束を取り付けた。

 

 

LINE上で喧嘩が始まったのはそれからだ。

 

その喧嘩の一部始終を、ここに公開したい。

 

 

 

スクショ掲載の許可が下りなかったため、以下、その経緯をテキストで

公開しようと思う。

 

 

 

 

—————

 

(会う日時と場所を決めた後)

 

 

男「他の人と会うのやめてね?会うまでは!」

 

 

女「なんでよ笑」「 会いますよ笑」

 

 

男「他の男よ?」

 

女「うん笑」

 

 

男「なんで??」「アプリの人と?」

 

 

女「とか、いろいろかな?」

 

 

男「けっこうがばがばな気がしてきた、、、」

 

 

女「まぁ想像にお任せしますよ笑」

 

 

男「えっちしたら付き合ってもらうとか言いよったから

わりかしまともかと思いよったけど。笑」

 

 

女「レクサスさんに言われたくないけど、私はレクサスさんより

まともやと思いますよ笑」

 

 「経験人数も絶対レクサスさんより少ない自信あるし笑」

 

 「まぁ想像にお任せします^^」

 

 

 

男「ふつー何人も会わんやろ!笑 ストック的なやつを作らんでから。笑」

 

 「並行できるのがすごい!俺Bだけよもう会う人探してすらないし~」

 

 

女「だって、寂しいし、セックスするために会うわけじゃないですもん笑」

 

 「それはありがとうございますなのか?笑」

 

 

男「でもする人もおるんやろ?てか寂しいからって並行するのは

あとあとよくない気しかせんわ、、、」

 

 「どーだろ!でも会う人決めたら他とかどうでもいいかなー」

 

 

女「しません笑 付き合う前提でしかセックスしないです笑」

 

 

男「他にも俺みたいな話しとる人おるんやろ?」

 

 「まじやめてほしいなあ並行だけは、、、」

 

 「もしどうにかなった後も怖くなるもんやっぱ!」

 

 

女「ここまでの話はないですよ笑」

 

 「それどんな感情なの笑」

 

 

男「いや、いい感情持ってないとこんなことは言わんよ?」

 

 「どんな下ネタ話してるの?」

 

 

女「話さないです笑」

 

 「ふつうにお酒の話とかですよ~」

 

 「お酒が好きだから今度飲み行きましょうか~って感じ!」

 

 

 

男「俺と会うまでやめて会うのは!」

 

 「どーせ来週やん会うの!」

 

 

女「めっちゃ束縛じゃん笑」

 

 

男「1週間だけよ?」

 

 

女「そういう問題じゃないです笑」

 

 「レクサスさん彼女とか結構束縛するんですか?」

 

 

 

男「いや、逆に何がネックになるかわからんわ、、」

 

 「せんねしたくてもしない」

 

 

 

女「そうなんや!」「どっから浮気?」

 

 

 

男「2人で会ったら」

 

 

 

女「ええええええええ」

 

 

 

男「こっそりね」

 

 

 

女「会うよーって言っても?」

 

 

 

男「それはいいけど何するかによるんやない?というか相手不安にさせ

るようなことせんやろふつー」

 

 「付き合っても他の男と2人で会うよーなことしてる女とか絶対信用できんわ」

 

 

女「え~~」「えー」「え~~~~」「(スタンプ)」

 

 

男「2人でなにすんのまず?」

 

 

女「意外」「ただ飲んで喋るだけ」

 

 

 

男「2人である意味が全くないよねそれ笑」

 

 

 

女「いや友達じゃん」

 

 

 

男「彼氏が女と2人で飲み行ってもいいん?」

 

 

 

女「全然!」

 

 

 

男「少ないタイプやね」

 

 

 

女「最終的に私のとこに戻ってくるなら」

 

 「セックスしてもいいと思う」

 

 「気持ちが私にあるならね」

 

 「他の女好きになったらアウト」

 

 

 

男「ないよそれ」

 

 「罪悪感ないからせっくすするんよ もう浮気って」

 

 

 

女「ん~~そうなんかなぁ」

 

 「付き合っとるときに、私はしたことないけん分からんけど、」

 

 「他の女とするのも、私にも責任があると思う」

 

 

 

男「相手にそんな感じやから自分もゆるーくがいいんやろな付き合っても、、、」

 

 

 

女「満足させられんかったんかなーって」

 

 

 

男「いや責任放棄しとるやん放し飼いにしてから笑」

 

 

 

女「違いますよ~」「緩いとかじゃなくて」

 

 「私男友達が多いんですよ、やけん、そうやって言われると、悲しくなるんです」

 

 

 

男「彼氏が他の女とやったって言われたらどう思うの?」

 

 

 

女「満足させれんかったんかなーって、反省する」

 

 

 

男「そんだけ?」

 

 

 

女「うん~ まだその場面になったことないけん分からんなぁ」

 

 

 

男「俺の周りの人とは全然違うタイプの人やわ笑」「新しい」

 

 

 

女「絶対引いてるでしょ笑」

 

 「まぁ実際、男友達多いのは本当やし、女と思われてないんで

、それを許してくれる人じゃないと付き合えない」

 

 

 

男「まぁ」「笑」

 

 

 

女「レクサスさん意外とまっすぐなんですね笑」

 

 

 

男「まっすぐというか普通ねこれ」

 

 

 

女「2人で会うのダメなのも?」

 

 

 

男「29年生きてきてこんな子会ったことない笑」

 

 

 

女「それは絶対うそ」

 

 

 

男「付き合ってからそんなん許容するの」

 

 「相手に興味なさすぎるのかなーって思う」「いや、ほんとよ」

 

 

 

女「まって、そうじゃない笑」「誤解してる挽回したい笑笑」

 

 「手が追いつかない笑」「ちょっとまって下さい笑」

 

 

 

男「うんうん」

 

 

 

女「彼氏は彼氏やし、好きな人は好きな人なんですよ。

 

それと同じように友達は友達で、私友達認定した人とは絶対セックスしないし

 

、できないんですよ、気持ち悪くて」

 

 「私電話するの好きなんで、」

 

 「好きな人やったらめっちゃ電話したくなるけん電話するし、」

 

 「めっちゃしたいって思うし、一緒おりたいって思うんですよ」

 

 「彼氏にも、愛されたいし、ヨシヨシされたいから、他の女のとこいかん

ようにするけど、」

 

 「それでも行ってしまった時は、私が悪かったなって思うってことです」

 

 

 

男「ほんっとに仲良い人ならどうも思わんけどネットで知り合った程度の

人とかにもほいほい2人であったりするならそれはもう病気と思うな」

 

 「付き合ってるならね」

 

 

 

女「付き合ったらやめますよ?そりゃ」

 

 

 

男「ものには程度ってものがあると思うやっぱ」

 

 

 

女「彼氏がいないからやってるわけだし」

 

 「そんな毎日違う男と会ってるわけじゃないし、」

 

 「断る人は断ってる」

 

 「でもレクサスさんに会う前に約束してる人もいるけん無理ですよ」

 

 

 

男「いつあうの?」

 

 

女「木曜」

 

 

 

男「東京で?」

 

 

女「違いますよ、来週」

 

 

男「そうか」「わかったー」

 

 

女「そもそも私結構真面目に彼氏欲しいと思ってアプリ始めたけん、

セフレ要らないって言ってるんですよ笑」

 

 「だから、会ってみらんと分からんし、って感じです!以上私の反撃!笑」

 

 

 

男「女の友達も多い?」

 

 

女「多いですよ!年始とかは女友達10人ぐらいで集まったし」

 

 「こないだも大阪行ったとき会ったの女の子たちだし」

 

 

 

男「女に嫌われるタイプの女かと思いよったわ男に擦り寄りすぎて笑」

 

 

 

女「ひっど!笑笑」「あのね、私男に媚び売ってないですよ笑」

 

 「媚び売るなら、こうやって言わないでしょ笑」

 

 

 

男「男友達と女友達選べって言われたらどっち選ぶ?」

 

 

女「女でしょ笑」「あーでも」「男友達でもすごい信頼してる人はおるし」

 

 

 

男「文字で話しよるだけなら男に行きそうな気しかせんわ笑」

 

 

 

女「幼馴染みんな男やし」「めっちゃ私の印象最悪やん!笑」

 

 

 

男「最悪やね」「やからまあ上がるだけっってのもある」

 

 

 

女「落ちることもあるけどね笑」

 

 

 

男「大丈夫これ以上落ちんよ笑」

 

 

 

女「どんだけ最低なん笑」「もはや上げるのもしんどいわ笑笑」

 

 

 

男「まー会わんとあがらんよねもう」「笑」

 

 

 

女「もう上がらんでもいいわ笑」「たぶん理解されんもん笑」

 

 

 

男「相手のこと考えて会わんもんなー彼女おるときとかは」

 

 

 

女「自分の友達より彼女優先するってこと?」

 

 

 

男「友達やしなんもないって自分ではわかっててもどう受け取るかは相手次第やろ」

 

 「優先はわからんけど彼女には嫌な思いさせる必要なんか全くないやろ」

 

 

 

女「それって長く続かないですよね?」

 

 

 

男「長いのやと4年と3年あるよ」

 

 

女「私このスタンスで5年付き合ってましたからね笑」

 

 「逆にそこまで制限されたら絶対続かない、」

 

 「付き合ってる時にお互い他の人とセックスすることはないかったけど」

 

 

 

男「いやそこ許容してくれる相手やったからいいんやろ」

 

 

 

女「ご飯とかは普通に行ってましたからね笑」

 

 

 

男「クズとしか思っとらんまじで笑」

 

 

 

女「友達は友達やけんなぁ~」

 

 「なんで分かってもらえないのか分からない笑」

 

 

 

男「まー仕事し始めたらまた変わるかもよ」

 

 「会える回数減るのに付き合ってる人と会うより友達選ぶかー?

ってもなると思うわ」

 

 

 

女「まぁね~」「でも予定入れてたら仕方なくないですか?」

 

 「友達断って彼氏優先する女嫌い」

 

 

 

男「予定入れる前に彼女に聞くかな」「暇なのいつか」

 

 

 

女「それはそうですよ笑」

 

 

 

男「友達優先することもあるけどね」

 

 

 

女「今月いつが休みだからってのは伝えますよ」

 

 

 

男「程度によるわそんなん」

 

 

 

女「それは当たり前です」

 

 「そんな毎日毎日男と遊んでるわけじゃないですよ笑」

 

 「月1回とか」「あるかないか」

 

 

 

男「手当たり次第探ってる感じがして嫌なんよ笑」

 

 

 

女「違いますって、あまってまたかんちがいしてるわ」

 

 「男友達って、高校とか中学からの友達ですよ」

 

 「アプリで会った人とかはノーカンだし、そもそも彼氏できたらアプ

やめるし会わない」

 

 

 

男「ノーカンってなにがノーカンなのか、、、」

 

 

 

女「男友達って立ち位置じゃない!」

 

 「そもそも男として見てるから」

 

 「友達じゃないですよ」

 

 

 

男「いや、友達どうこうやなくて男とさしでいきまくってそうでなんか

嫌悪感出るんよ笑」

 

 

 

女「好きか好きじゃないかっていうとこだと思うんですよね」

 

 

男「友達じゃないとは思うよそれは」

 

 「好きな人探すために手当たり次第男漁る感じ?」

 

 「男みたいやな」

 

 

 

女「そうじゃないけど」

 

 「そう思うならそれでもいいです笑」

 

 

 

男「一回会ったらくそほど喧嘩みたいになってすぐ帰るか、意外と凸凹が

はまって長居するかのどっちかやろうな」

 

「無風はなさそうや」

 

 

 

女「喧嘩しましょう笑笑」

 

 「最近喧嘩してないから喧嘩したい笑」

 

 

 

男「なら遠いとこで飲むのやめよう」

 

 

女「市内ね」

 

 

男「喧嘩なんかした人に電車代渡す気がせんわ」

 

 

女「いや、福岡市内ですよ?笑」

 

 

男「薬院ぐらいがいいな」「中洲はまだいいやろ」「笑」

 

 

 

女「あーいいですよ!」

 

 「ちょっと一個だけ言いたいんですけど」

 

 

男「うん!」

 

 

女「浮気はされる方も悪いと思う!笑笑」

 

 

男「理由によりけりやろそんなもん」

 

 

女「じゃあどんな理由なら悪くないんですかー」

 

 

男「される方が悪くないとき?」

 

 

女「そうです」

 

 

男「そもそもなんでされる方が悪いって思うの?」

 

 「掴みきれてなかったから?」

 

 「ふつーの人は相手のこと考えるやろ彼女とかなら特に」

 

 

 

女「だって、こっちはものすごく好きで付き合ってても、向こうが素っ気

なかったり寂しい思いをさせてしまってることがそもそもの原因になり

うると思うから!」

 

 

男「やからって浮気して相手傷つけていい理由にはならんと思うけどな」

 

 「それなら別れろよって思う」

 

 

 

(ここでやり取りが途切れ、翌朝)

 

 

男「おはよーう」

 

—————

 

 

29歳の男と22歳の女の会話である。

 

 

 

男は顔も見せていないのにここまで言うのもなかなかだ。

 

過去に何か嫌なことがあったのかと邪推してしまう。

 

 

Bも、この面倒な会話を続けているのがすごい。

 

 

この2人があったらどうなるのか、第三者としても気になるところである。



それにしても、スタンプのほとんどないスクショ19枚を転記するのは、

なかなか骨が折れる。

 

 

 

 

 

 

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あなたのプロフ写真は大丈夫!?アプリに載せる写真に関する、女たちの厳しい目線

すれ違った相手を紹介してくれるマッチングアプリ、cross me。

このアプリには同性同士で話せる掲示板がついていて、この内容がなかなか面白い。

 

下は19歳、上は40歳までの独身女が、実に様々な意見を交わしている。

 

その中に、男のプロフ写真について思うことを率直に語っているトークがあったので、一部抜粋しながら紹介したい。

 

 

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ちなみに、イケメンに対してもこのような批判が。

 

 

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女たちの評価はなかなか怖い。

逆の評価も見てみたいものである。

 

ちなみにcross meは、本当にすれ違った相手を紹介してくれるわけではないようだ。

ユーザーが行った場所の記録から、同じエリアが記録されているほかのユーザーとマッチングしているだけっぽい。

 

札幌にいる時間帯に、目黒ですれ違っているのだから。

 

 

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『恋愛の科学』の著者に会ってきた


先日、「恋愛の科学」の著者である、

文学部心理学科 教授 越智 啓太|法政大学

の研究室にお邪魔してきた。

 

 

 

最近の恋愛学の研究や、日本の恋愛傾向について直接話を聞ける貴重な場を

いただけたので、そこで仕入れた情報について少しだけシェアをしたい。

 

 

 

1. 男女のマッチングで影響の大きい項目

 

好みのタイプの特長を挙げるときに「頭はいい人」「見た目のいい人」

「趣味が合う人」などと挙げる人は多いだろう。

 

むしろ、プラスの要因が全て合っていても、「この人が良い!」とならない。

 

越智先生は、男女のマッチングと高い相関性を示すのは

 

プラス要因よりむしろ「マイナス要因」の方だという。

 

例えば、美人で明るく優しい、頭も良い(プラス要因)という女がタイプの

男がいたとする。

 

最近飲み会で出会った女はまさにそのタイプ。

 

気になった男はデートに誘ったのだが、彼女の歩き方がガニ股で気になってしまう。

 

プラスの要因は全て満たしているのに、歩き方が全てをぶち壊す。

 

この女はないなー。てな具合に。

 

マイナス要因は全てのプラス要因をぶち壊す、恐るべき破壊力を持っている。

 

5教科中4教科が100点でも、1教科が30点だったら、その30点が評価の対象に

なってしまうのだ。

 

それなら全教科が70点である方が評価される。

 

ちなみに、このマイナス要因は当然の事ながら「生理的に無理」という要素も

含まれる。

 

生理的に無理と言う言葉は、言われた方は一体全体どこを直したら良いのかも

分からないし、言ってる方も何が生理的に無理なのかが分からない、

謎の言葉である。

 

 

面白いことに、この「生理的に無理」は、女が男に対して思うことはあるのだが、

男が女に対して思うことは滅多にないらしい。

 

男と比べて、女は恋愛に「安心・安全」を求める傾向が強いことから、

 

警戒心が「生理的に無理」という形で出るのかもしれない。

 

女が良く使うセリフの言外にはこんな思いが隠されている。

「いい人なんだけどね、(生理的に無理だわ)」

 

 

 

2. 恋愛にも『流行』がある

 

昨今は、「恋愛しない若者」や「30歳DTSJ」が普通になってきたが、

 

越智先生に言わせると、今は「恋愛が流行らない」時期らしい。

 

 

その根拠はというと…

交際中のカップルを探すのが大変だからだ。

 

20年前はカップルのデータなんていうのは、割とすぐに集まったらしい。

 

今は、「交際中のカップル」のサンプルが集まらない。

だから、研究の対象が「異性の友人」になってしまうこともあるという。

 

以前、明治大学の3年生の男の子に話を聞いた時に、

 

同じクラスでも彼氏・彼女がいる子が2-3人ぐらいしかいないと言っていた

ことを思い出した。

 

今、恋愛が流行らないというのは、バイオリズムの一部を切り抜いてみて

いるのか、それとも、長期的にみた全体の大きなトレンドなのか。

 

 

 

 

3. 恋人がいないと生活に支障がある国

日本は、恋人がいなくても生活そのものに支障はない。

だから、恋愛が「必須のもの」という位置付けもない。

 

アメリカは違う。

 

パーティーや結婚式、友達との集まり。

 

とにかく様々な場に自分のパートナーを連れていく。

 

それは、学生時代のプロムから始まり生涯に渡る。

 

結婚などしていなくても、「二人で一人」の感覚が強いのだ。

だから、アメリカでは何かと「カップル」で行動することが多い。

(実際の恋人ではなく、友達でも良いそうだが)

 

日本と違い、出会いの場にオープンであることも、このあたりと関係して

いるのだろう。

 

 

一人だと生きづらい文化と、一人でも生きやすい文化。

 

日本にカップル文化があったら、

そもそも「恋愛が流行らない」みたいなことはないのかもしれない。

 

 

 

 

4. 社会不満度が高い人は〇〇になりやすい。

社会への不満度が高い人は、弱いものにその矛先を向けやすい。

クレーマーにもなりやすいという。

最近は年をとった男性ほど、不満度が高くなるという。

(逆に若い人は、現状を受け入れる態勢がとれているのか、

割と不満度の高い人は少ないらしい)

 

越智先生はもともと、犯罪心理学が専攻だった人だが、

ストーカーの加害者を調べてみるとやはり社会的不満度が高い人が

多いという。

 

 

さらにストーカーの10%は、恋愛関係を発展させるためのステップを

無視して関係性を急に詰めるというような、恋愛下手な特徴が見られるという。

 

でも、これってストーカーの90%は、恋愛下手でもなんでもない普通の人って

ことでだよな。

 

と思ったら、なんだか怖くなった。

 

 

 

 

 

 

 

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喪黒福造が「恋愛工学」の使い手かもしれない件

 

「ドーン!!」 でおなじみの喪黒福造。

 

喪黒福造は、ターゲットとなった人間に声をかけ人生を狂わせていくのだが、

その過程がどうも「恋愛工学」のテクを使っているように見えてならない。

(結構な確率で、最初はターゲットに煙たがられている)

 

簡単にいうと、多くの女とセックスするための、金融工学フレームワーク

使った実践的なメソッドだ。

 

「恋愛工学」というのは藤沢数希が生み出したとされている学問の事である。

 

「恋愛工学」とは、進化生物学や心理学の膨大な研究成果を基に、

金融工学フレームワークを使って、ナンパ論を科学的な域にまで高めたもの、

ということになる。

 

すごく下品な言い方で言うと「どうしたら美女と効率的にセッックスできるのか」、

オブラートに言うと「モテない男がいかに女性を口説ける確率を上げるか」

ということになる。

 

この記事では、笑うせえるすまんこと喪黒福造がどんなテクニックを披露して

いるのか、代表的なものを紹介したいと思う。

 

 

警戒していくターゲットが喪黒にココロを許し、頼るようになる過程が

分かりやすい。

 

 

[1]返報性の原理

物語は多くのケースで、ターゲットとなる「お客様」が喪黒に対して何らかの

危害を加えることで始まる。

 

怒りに任せて蹴った空き缶が喪黒の顔に当たったり、勢い任せで振った

ゴルフクラブが喪黒の顔に当たったり、誤って轢いてしまったり。

 

また、痴漢の冤罪やチンピラに絡まれるなどといったお客様のピンチを見ず

知らずの喪黒が救うこともある。

 

返報性の原理原理とは、「人は何かの借りを作ると、それを返したくなる

性質を持つ」というもので、交渉術や心理学などでもよく出てくる。

喪黒はこれを利用して、お客様のココロのスキマに入っていく。

 

 

[2]リーディング

リーディングとは、デートというプロセスの中で、セックスに持って行き

やすい状況を作っていくことを言う。

 

喪黒はこの状況を「魔の巣」に行かせると言うことで築いている。

喪黒と遭遇したお客様たちは、 8割ぐらいの確率で「魔の巣」に行く。

喪黒が話の本題やタブーを約束させる場だ。

お客様が自分のことを話しやすくなり、自分が有利に進めるテーブルに持っていく。

 

恋愛工学のノウハウ本「僕は愛を証明しようと思う」の中にこのような一文がある

 

優秀な恋愛プレイヤーは「クラブやストリートなどのナンパ場所→

アポを取って飲みに誘うレストラン→自分の家」の3点で張られる

トライアングルをコンパクトにしている。

 

こうして女に自由に動けるスペースを与えず、考える時間も与えないままに

セックスに持ち込むのだ。

 

喪黒は、道端や電車の中などのナンパ場所→魔の巣→「ドーン!」の

3点で張られるトライアングルを作っている。ように見えた。

 

 

[3]大変じゃない?理論

「大変じゃない?」と言うことで、女に自分のことを話させるテクニック。

これも、喪黒は多用している。

 

毎日激マズの愛妻弁当を持たされる新婚夫や、部下や家族に頼られココロの

拠り所を失った部長に「大変でしょう」と持ちかけ、無限に話をさせるのだ。

こうして、自己開示したお客様は喪黒を信頼するようになってくる。

 

[4]オープナー

オープナーとは、見ず知らずの女と会話を始める時の台本のようなものだという。

 

喪黒のルーティーンはこうだ。

 

 

喪「もしもし。(ケースによってはすみません、あのー、などに変化)」

 

客「はい?」

(周囲を見渡す)

 

喪「ここですよ、ここ」

(お客様の視界の外や暗がりからいきなり姿を表す)

 

客「ぎゃー!!」

 

喪「驚かせちゃってすみません。(…本題に入る)」

 

注意をして観ると、結構な確率でこの入り方をしている。

 

 

[1]の返報性の原理と組み合わせ、一度感情を表に出させることで、

 相手の警戒感を弱める狙いがあるように思える。

 

 

[5]目を見る

喪黒の特徴は、その顔の丸さととにかく大きい目だ。

困った顔でちょっとだけかわいかったりする。

そんな喪黒はお客様を前にすると、これでもかという位相手をよく見る。

お客様は、時に距離感が強く特に圧迫感の強い喪黒の視線を受けながら、

なんとなく喪黒のいうことを聞かなければいけない、

という気になる。

恋愛工学では、見詰めた先の女がチラチラとこちらを見ても目を逸らすなと

言っているが、喪黒に見詰められたお客様は、呪文にかかったかのように

喪黒の目から逃れられなくなる。

 

 

[6]「ディスる」の応用

ディスる」とは、

ギリギリ笑える範囲で相手をバカにしたり、からかったりして、

恋愛対象として相手に興味がないように振る舞うこと。

特に、Aランク以上の美女相手に使うテクニック

ということらしい。

 

 

恋愛工学生たちは、ここで「女たちが自信のあることを敢えてディスる」が、

喪黒は違う。

 

 

お客様の心の核心をいきなり突く。

 

「お客様のようなココロの淋しい人をお助けするのが私の仕事です。」

「お見受けしたところ、あなた潔癖症のようですね」

「あなたのような女性では、恋人もできないでしょうね。」

 

いきなりパンチの効いたディスりである。

 

初対面の相手に言われたら、かなりのレベルでムカつくディスりだ。

 

当然、失礼な男だとお客様たちは怒る。

 

 

しかし、見ず知らずの男にココロの奥底を見抜かれた気持ちになった

お客様たちは、喪黒にだんだんと心を開いていく。

 

(気がつくと魔の巣にいることが多い。→リーディング)

 

「やっぱり僕は◯◯なのかもしれない」

 

と心の淋しさを認めさせることによって、次の展開に持っていくのだ。

 

ちなみに、恋愛工学生たちはディスった後に、

女たちが普段褒められ慣れているのとは別の視点から褒め、

「この男、わかってる」と思わせる。

 

そして、次の展開に持っていく。

 

喪黒は、非常にリスクの高いディスりを用いて

(普通は超絶に怒らせて終わる可能性が高い)相手のココロを開かせ、

スキマに入り込んでいく。

このディスりの効かせ方のバランス感覚は並大抵のものではない。

 

 

こうしてみると、

恋愛工学というのは一種の交渉術のようなものだなあと感じる。

そして、やはり喪黒は恋愛工学の使い手だと思う。



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日本の恋愛研究の動向と展望

 

もともと欧米で展開されてきた恋愛学は研究データも欧米のものが多く、

果たしてそれが日本の文化に合っているかというと、甚だ疑問である。

 

実際に、日本の恋愛研究は欧米の知見を日本に確認する(実証実験という)

だけのものが多かった。

 

例えば、「告白」という文化は、日本、韓国、中国などの一部の国や地域の

恋愛行動にすぎないため、欧米では「告白」に関する研究は殆どない。

 

そのため、日本の恋愛研究は独自の知見を蓄積していく必要があるという。

 

では、日本の恋愛研究は、今どこまでの研究が進み、今後の課題は何なの

だろうか。

 

1985年から2013年までの恋愛研究論文を整理してまとめ、その傾向を出した

論文があるため、ここから日本の恋愛研究の動向を探ってみようと思う。

 

1985年から2003年までに出された恋愛に関する論文から、日本では以下の

ことを対象に研究・実験が行われてきたことが見えてくる。

(『日本における恋愛研究の動向』松井・比嘉 2005)

 

この論文では、対象年に書かれた「恋愛」「異性」「恋人」などの文言が

含まれている論文217件を分析し、その動向を探ったものである。

 

1985〜1989年を第一期、1990〜1994年を第二期、1995年〜1999年を第三期、

2000〜2003年を第四期として分類している。

それぞれの時期によって、同じ恋愛の中でも扱うテーマが少し違ってくる。

 

 

第一期 

対人魅力研究(男女関係なく好まれる性格とはどのようなものか)の発展型が

多く、主に身体的魅力に関するテーマが多かった。

また、欧米から輸入してきた「愛情」「好意」の違いに関する理論の実証実験

をしてきたものも多い。

 

第二期 

恋愛特有の感情や行動に関する論文が多かった。

交際中における嫉妬、親密化行動(親密になる過程でとる行動)、個人特性をテーマとしたものが多い。

 

第三期 

恋愛中のコミュニケーションをテーマとしたもの。

 

第四期 

対処行動やストーカーやデートDVなどの恋愛の負の側面に関する論文、

片思い、異性の友人など、恋愛前の人間関係を検討した論文、恋愛と関わる

性行動や性意識に焦点をあてた論文が多い。

 

特に、第三期と第四期については、4つの方向で発展しており、2000年代の

恋愛研究の主なテーマとなっている。

 

①コミュニケーションなど特定の内容に関して詳細に扱ったもの

②交際中の恋愛だけに制限せず、恋愛前後(片思い、関係の崩壊など)を扱うもの

③ストーカーなど、対処行動が必要となる恋愛の否定的な側面から、

   恋愛の捉え方の多様性を論じたもの

④恋人同士単体だけではなく、その他の友人、知人、家族などの人間関係の

   中での、恋愛関係の相対的な理解

 

 

と、ここまでが今の日本の恋愛研究の動向である。

2004年以降について紹介したいと思う。

 

 

2004年以降は、特に①と④に関するテーマに論文が集中したが、

筆者が個人的に面白いと思ったものを紹介する。

 

 

(1)恋愛関係の影響について

恋愛関係を持つことによって生じたと青年が認知している心理的・実生活的

変化を「恋愛関係の影響」と定義し、どのような変化が見られるのかを様々な

切り口で検証している。

例えば、恋愛関係の影響による関係不安や親密性回避は、このようにまとめ

られている。

 

 

■関係不安:

交際期間が長くなるにつれ、男は関係性の不安が低下するが、女は不安な

気持ちが収まらない。

(だから、男は女に対して不安を解消するためのフォローが必要となる)

 

■親密性回避(他者に心を開くことの拒否/他者ととの親密さを回避すること):

相手と一定の距離感を取ろうとする傾向。この指標が高いほど、喜びや嬉しさ

などのポジティブな表情が読み取りにくい。

恋愛トラブルや第三者の介入(友人の反対など)があった時に、「別れ行動」

「無視行動」のような破壊的行動を促進することが明らかになっていく。

自分が傷つきたくないから、敢えて自分から距離をおく傾向にある。

 

(2)ストーカーはどんな時にされやすくなるのか

例えば、ストーカーやつきまとい被害に関する研究は興味深い。奇しくも、

2000年に初めてストーカー規制法が施行されたのも記憶に新しい。

 

ここでは、どんな時にストーカー被害に遭いやすいかを研究している論文が

見られた。

 

研究対象は女子学生だが、恋愛関係解消時に、感情の変化を伝えずに全ての

接触を避けた場合にストーカー被害を受けやすいことなどが明らかにされている。

 

(3)恋人を欲しいと思わない青年について

恋人を欲しいと思わない人の心理的特徴についての研究が面白い。

2011年に発表された論文では、「恋人は不要」と考える大学生が約20%いる

ことがわかった。

恋愛不要群の人たちは、そうでない人と比べ、無気力で、独断性が強いなどの

特徴を明らかにしている。

 

また、恋人が欲しいと思わない理由を分類した時に、

「そのうち恋人が欲しくなるだろう」という楽観的予期群や、過去の恋愛を

引きずっている群は自我発達の程度が高く、恋愛に対する自信のなさを主な

理由とする自信なし群や恋愛そのものを拒否する恋愛拒否軍は自我発達の

程度が低いことがわかっている。

 

これらの論文は和光大学の高坂教授が2016年にまとめたものだが、

日本の恋愛研究の今後の課題としては、以下のようなことが挙げられるとしている。

 

・恋愛全般に対する研究はされて来たが、特定の異性に思いを寄せている

ものに焦点をあてた研究がなく、「片思い」の人たちがどうしたら恋人が

できるのかが十分に検討できていない。

 

・日本では欧米の知見を確認するにとどまっている研究が多く、日本独自の

知見が殆どない。(例えば、アジアと欧米での性の考え方、告白の概念)

 

・恋人の定義が明確にされていない(日本の恋愛研究の前提は、『異性間の恋愛』

だが、電通による調査では、LGBTに相当するものの割合は7.6%であるという。

また、セフレなどはどのような位置付けになるのか。)

 

 

この10年の研究を見ていると、異性間におけるコミュニケーションや精神的発達

に関するものは多いが、今後はより特定の個人に焦点をあてた研究が必要と

なったり、恋愛がカバーする範囲の幅広さを研究者自身が受容する必要が

あるのだと思う。

 

その意味では物事の大局をつかむのにビッグデータは役立つが、

 

今だからこそ、日本版キンゼイ博士(1980年代に4万人の性について

インタビューをした社会学者)が必要になってくるのではないかと思う。

 

 

 

 

 

 

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